悲報が洪水のように | 2024.03.24 Sunday |
今朝のニュースでポリーニが亡くなったことを知った。
そのつい先日には、俳優の寺田農さんの訃報。
その前は、ともう最近は数えきれないくらいの悲報が届く。
それはまるで洪水の如し。
亡くなられて不自然な年齢ではないけれど、
大好きなアーティストにはそれこそ不死身のごとくずっと生きていて欲しい。
生きとし生ける者の運命に逆らってでも。
こういう日に限って天気も悪い。
みぞれかと思うほどの冷たい雨に、落ちてくるかと思うほどの重たいねずみ色の空。
無理に明るい曲を聞いても心が疲れるだけなので、
ひたすら美しい演奏と歌声の響く音楽を流す。
フィリップ・ヘレベッヘ指揮、ブラームスで合唱と管弦楽のための作品集。
1曲目のタイトルはまさに「運命の歌」。
目を閉じてただただ美しい響きに身を任せよう。
長く生きていればこういうこともある。
むしろ、悲しい出来事をたくさん積み重ねていくこと自体が生では、
と自分に問いかけてもみる。
積読のタワーもそろそろ倒れそうなので、
今夜は寝落ちするまで本でも読もうか。
明日の朝起きて、さあ今日もがんばろう、と言えるよう。
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