音の快楽的日常

音、音楽と徒然の日々
胆力

朝から地域の防災放送が鳴り響いている。

不要不急の外出をやめるように、と。

ニュースによれば、これだけ大勢の罹患者が出ているというのに、

お出かけスポットのような場所には大勢の人出がまだまだあるのだと。

自分だけは、とか、ちょっとぐらい、とか。

もともとの人嫌いがのそっと首を擡げる瞬間だ。

 

いまほど人それぞれの胆力が試されている、と感じたことはない。

ドラッグストアの店頭で、金切り声をあげながら商品を奪い合う様子を見ても、

こういうこともあるのだろうと、

映画か何かのシーンを見ているようで、つい先日までは現実感に乏しかった。

 

本格的な長期戦が、いよいよ始まった。

自分にできることが何かあるだろうか。

人に迷惑をかけないようにするには、今何をすればよいのか。

ひょっとして人の役に立てるようなことが何かできたりするだろうか。

 

住まいの敷地の端にある桜が、つい先日の強風にも負けずに咲いている。

潔く散るのが桜だとばかり思っていたが、

命を繋いでいくというのは、なんであれ必死のことなんだと。

 

明日から身の回りに何が起きても、落ち着いていられるだろうか。

1年後の春、こんなこともあったのだと思えるよう、今日の桜をここに留めておこう。

 

 

 

 

 

 

よもやま | - | - | author : miss key
ASMR

なんと読むのだろう、アスムルかな?

最初にこの略語を見たのは、投稿された動画の説明書きだった。

調べてみると、略語の読み方はまだ定まっていないようだが、

Autonomous Sensory Meridian Response、の略とのこと。

見たり聴いたりして、その刺激で心地良く感じる、そういう感覚のことを指すようだ。

 

以前実家にいた犬が亡くなって何年経っただろう。

つい思い出しては投稿された犬の動画を眺めるようになった。

食事の際の咀嚼の音や運動して荒く吐く息の音。

ふさふさで艶々な被毛を見るだけで、

あのお日様によく干した布団のような、幸せな匂いが蘇る。

年取って頑固になってしまったが、偶の帰省時に抱っこをせがまれ、

ずっしりとした重たい毛玉の何と暖かでいい匂いがしたかと、

あれもこれも思い出されてしまう。

 

ASMRとして投稿された動画には本当に様々なものがあって、

感心というと上から目線で嫌なのだけれど、

思わずなるほどと膝を叩いてしまうような面白いものもあり、

もう寝なければという時間までどんどん見てしまうこともある。

 

今日はいよいよ春近し、まる1日風の日だった。

猫の額ほどのベランダガーデンは、ゆさゆさと風に揺すられていたが、

耳を澄ませてみると、風の音とは違う、葉と葉の擦り合う音や何かが、

なんとも心地良く、ああこれがASMRだと。

 

音楽は確かに心を癒してくれる。

でもそれとは違う何かが、そういう音にはあるようで、

エアコンの要らなくなったこの土日はなるべく窓を開けて過ごした。

 

窓から見える近所の公園には、人が随分戻っていた。

一時期、通りの人影も見ないほど、ひっそりとしていたのに。

そういえば、店頭にティッシュやトイレットロールも戻っていて、

生活が元に戻ってきたかと錯覚をしそうだ。

ある科学者の方の言うには、新型肺炎禍はマラソンのような闘いになると。

全力疾走だと持たないから、エネルギーの温存も考えつつ、ということか。

ある種の愉しみも維持しつつ、健康管理をする。

インドアなわたしにASMRはこれ以上ない愉しみの1つとなった。

ゴールは見えないけれど、気持ちはなんだか清々しい。

マラソンというのなら、わたしもそのスタートラインに立とうと思う。

 

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A Happy New Year! 2020.1.1

ようやく1年の区切りがやってきた。

だからといって劇的に何かが変わるわけでもないのに、このうれしさたるや何なんだろうか。

2019年は社会人になってから最も厳しかった1年で、

初めて「もう仕事辞める!」と呟いた年でもあった。

こういう言葉が自分の口から出たことに驚きを禁じ得なかった。

と同時に、「甘えるな!」と頭の中に連呼する自分もいて、

こういうのを例えば葛藤というのかと痛感したこと自体が堪えた。

 

なので、切り替えられるきっかけは何であれ大歓迎だ。

そして、新年最初の1枚に選んだのは、マーラーの6番だった。

 

 

 

 

副題をご存じならここで吹き出すはず、イ短調「悲劇的」。

数ある6番の演奏の中でもこれ!と迷わず選択したのがブーレーズ&ウィーンフィル。

第1楽章出だしのキリリとした緊張感、そうこの数十秒のためにこれが聴きたかった。

 

もっと若い頃は、正月にマーラーチクルスと称して指揮者を決めて1番から通しで聴く、

を恒例にしていたけれど、今はいずれかの1曲で十分満足だ。

ブーレーズの6番を聴きながら、いただいたメッセージへの返信を。

 

さて、新しい1年を迎えて。

抱負というほどのものではないけれど、まずは健康第一。

わたしが健康を損なうと、共に暮らす植物たちに十分な世話ができなくなる。

温暖化の影響なのか、毎年おかしいくらいにやってくる強風や豪雨、台風への対処も、

体力と気力があってこそ。

 

逆説的だけれど、精神的なものも含め不健康を真っ先に教えてくれるのは植物たちだ。

不調だと自然と細かなことに目が行き届かなるから、植物も体調を崩す。

ある土曜の朝、いつも通りに部屋の掃除をしていてはたと気づいた時には、

もうだめかと思うほど弱り切っていたシャコバサボテン。

慌ててネットで対処法を探し、できることを1つひとつやってみた。

水のやり方の中途半端さが原因だったが、これまた思い切った灌水を何度かやったところ、

1ヶ月ほどで持ち直し、数ヶ月を経ての今、時期遅れながら花が咲いている。

 

自分の努力で、例えば仕事上のストレスを減らせるかといえばそれは難しい。

なので、従前以上に気持ちの切り替えを意識的にする必要がある。

そして、音楽や映画を単なる逃げ場にしないこと。

逃げ場にすると、逃げ場にしていること自体が嫌になり、

結果的に音楽や映画と離れることになるから。

 

***

 

テレビ番組の中でよく耳にする、温暖化というキーワード。

去年の天候の荒れ方、不安定さの原因がこれだというのなら・・・。

捉え方も様々だが、わたしは不勉強なので自分が何をすべきかは即答できない。

そんなわたしの目を改めて覚ましてくれるだろう映画を1年の始めに見ることにした。

「パラサイト 半地下の家族」で大賞を受賞したポン・ジュノ監督作品、「スノーピアサー」。

 

 

 

 

舞台は2031年の地球。

温暖化の進行を止めるべく薬剤散布されたところ、地球全体が氷りついてしまった。

残された人間はチケットを買い、

停車することのない特別な列車、スノーピアサーに乗り込んだ。

ノアの箱舟さながらのこの列車には隠された秘密、罠が。

買ったチケットの値段なんだろうか、乗客には凄まじいほどの階級が設定されており、

ある日「上流」にあるエンジン車両乗っ取りを諮って暴動が起きる。

 

各車両に施された設定、描写は近代の歪みをもろ写しにする。

思わず蓋をしたくなるような、辛いメッセージがこれでもかというくらい飛んでくる。

それでもやっぱり未来はある、その未来に向けてあなたは努力する気があるのか、

そう問われ続ける2時間なのだ。

 

サントラはマルコ・ベルトラミ。OSTはCDでもストリーミングでも出ている。

音楽は奇をてらったところのない直球系の仕上がり。

レンジも広めでできれば音量を上げて楽しみたい。

映像の方もBlu-rayであれば十分すぎるほどの画質だ。

 

話はそれるが、受賞記念ということで、

新宿シネマートではポン・ジュノ作品を改めて上映予定とのこと。

「オクジャ」(Netflix)以外はディスクでも入手できたと思うが、

興味のある方はぜひ。

 

1年の最初の1日はあっという間に終わってしまった。

あと365日、無事健康で過ごせるよう、できる努力をこつこつしていこう。

それでもって、たくさんの映画を見て、音楽を聞けたら言うことなし。

そして皆さまにとってもいい1年でありますよう。

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素をとりもどす

気温の上下についていけず下降気味の体調と盤への意欲は面白いように比例。

こういうときはと映画三昧の日々だったが、運動不足が祟ったか、

体重をあと◯kg落とすように、というのは医師の進言。

今日は梅雨の合間の晴れ間ということでウォーキング日和だとはSNS上のひとりごと。

 

川沿いに歩けば、郊外にも行けるし、都心にも行ける。

途中橋を渡って戻れば適度な距離調整もできるし、

うまい具合にそこここにあるベンチと木陰。

道理で、朝に夕に走ったり、歩いたりしている人が結構いるわけだ。

夕方、クリーニング品を受け出しに行った序でに、行けるところまで歩いてみよう。

 

せっかく持ち出したデジカメはバッテリーが上がって使えずじまいだったが、

目も耳も全開にして、とにかくガシガシと歩いた。

行き交う人々の中には軽く会釈を交わしてくださる方も。思わずにっこりしてしまう。

犬の散歩をする人もたくさんいる。

実家の犬が生きていれば、こういう散歩もしてみたかったと言うだろうか。

 

風がいい具合に吹いて、遊歩道に植えられた木々の葉の音がなんとも涼しい。

昨日の雨のおかげか、川の水量もたっぷりあって、水鳥が大小、泳いだり餌をとったりしている。

見上げれば空高く鳴いているのは雲雀だろうか。

 

最近手にいれた、その昔欲しくて仕方なかったのに何故か買わなかったカセットのウォークマンを、

今度は持ち出して途中休憩しながら歩いてみようか。

そうはいっても、肝心の音源が手元にないが。

プチブームなのか、音楽のカセットは新しいものが結構出ていてamazonで買えたりする。

一体どんな方が聴いているのだろう。

 

住まいの近くのほんの1時間ほどの散歩の中で、

これまで何年も住んでいて知らなかったこと、気づかなかったことが山のようにあったことを知った。

今度は住宅の立て込んでいるエリアをデタラメに歩いてみようか。

(職質されたりするかもしれないから、時間帯を選ばないと)

 

部屋に戻って汗を流し、ベランダから見えた空には大きな白い雲。

夏のようでいてまだ少し夏じゃない空の様子。

30度を超えたのにまだ梅雨とは。

部屋に籠っていると、つい外の世界に耳を澄ますのを忘れてしまう。

素の感覚を取り戻すためにも、来週もまたこうしてゆっくり地元の町を歩いてみよう。

 

 

 

 

 

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apple music 止めてみた

未だ電グルショックから抜け出せないでいる。

何がそんなにショックなのかというと、電グルが解散するとか音源が買いにくくなったとかではなくて、

何かのきっかけでごく簡単に、これまで聞くことのできた音楽が聞けなくなる、

ほんとうに随分簡単にそういうことが目の前で起きたことだ。

 

ここ2、3年ずっとお世話になっていたapple music。

便利だし、聞いたことのない音楽をたくさん紹介もしてくれてその恩恵は計り知れない。

でも、手元のiPodからスルスルと、

本当に見事なほどあの事件の数日後に電気グルーヴの楽曲が消えていく様にことばがなかった。

そういうもんだ、音源を提供する側の判断であってapple music側に問題があるわけでもないことは承知の上で、

やっぱり、こういう出来事を目の当たりにしたくない、ということと、

同じくやっぱり、大事な音源、聞きたい音源は物理メディアで手元に置くのが安心、と痛感され、

(痛感、ということばの意味を思い知ることにもなったが)

丁度契約更新時期に来たこともあり、apple musicを止めてみた。

 

止めてみて、契約が切れると同時にあれほど作り込んでいたプレイリストもあっさり消失し、

がっかりしたり、があるのかなと思っていたがそれほどでもなかった。

わたし自身iCloudを上手く使えていないこともあるが、仕組み自体はややこしすぎて、

アプリの更新の度に???となることが多かったし、

よく聞いていた90年代のロシアのポピュラーも、音源提供の契約が切れたのか、

聞けなくなっていたものがたくさんあって、そういう意味でもいい潮時。

或いは、外に連れ出すのがiPod touchか、音質はいいがそこまで使いやすくないwalkmanか迷っていたのが、

apple musicの拘束!がなくなった今はwalkman一択となるので、

音源管理の手間も省けてスッキリもした。

 

apple musicの様々な音楽を気軽に試せるという良さは十分評価できるものの、

一つひとつの音源を丁寧に聞く姿勢を持ちやすいのは、

やはり気に入りそうな音源を根気よく探して盤を手にして聞く方のようだ。

ここは人によっていろいろだろうが、

レコード好きな人間には、レコードほどの愛着が湧かないにせよ、

CDという物理メディアにはまだまだわたしにとって存在意義があるということが嫌という程わかった。

 

GWの連休に入り、

時間と気持ちの余裕ができたところで改めて手元の音源をあれこれ眺めてみると、

かなり気に入っていた盤なのにどういうわけか遠ざかっているものも少なくなかった。

手元にたくさんありすぎる!ということが第一の原因ではあったとしても、

便利なものに頼りすぎて肝心なことが見えにくくなってしまっていた気がする。

 

電グルショックは、そういう意味でダラけたわたしの姿勢に喝を入れてくれた。

最近の卓球さんのツイートを見ても

電気グルーヴを止める気はさらさらなさそうだから安心したこともあるが、

好きな音楽を好きな時に聴けるという幸せを、今一度噛み締めたいと思う。

 

 

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備忘録

またしてもヘッドホン難民になりつつある。

今使っているものも結構やれてしまっているのに、

このメーカーはaudio製品から撤退してしまう。

 

思い切って、今は暑いことだし、今後は毎年猛暑に見舞われるのであろうからと、

イヤホンを店頭であれこれ試して回ったが、

カナル式、というのがどうにも合わない。

今時は単純なインイヤー式のものは少なくて、

しかもヘッドホン含め大半がワイヤレスの製品になりつつあるようで、

売り場をざっと眺めるだけで眩暈がした。

 

使っているプレーヤーの関係で有線でなくてはならないので、

手頃なブランドの旧製品を探すことに。

こうなったら焦らずいこう。いつか気に入る物が見つかるだろうから。

 

***

 

サマータイム、の記事が出てからどうも心穏やかでいられない。

不器用で子供の頃から起きる時間が決まっている、

というかその時間にしか起きられないので、

それを2時間繰り上げろ、と言われても体は簡単にはついていけないだろう。

こういう話題が安易に出る世の中から早くリタイアしたいものだが、

そうもいかないので、もしそうなった場合の工夫を少し考えておかなければと思う。

それにしても一体誰の、何のためのサマータイムなのか。

あの有名なスタンダード曲を思い浮かべる度に恨めしさが胸に充満する。

 

明日から珍しくかなり遠出の仕事がつづくから、リセットしよう。しなければ。

アイルランドはダブリン出身のSSW、James Vincent MaMorrowの少し前のアルバムを。

 

 

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Early in the morning、なんて、サマータイムのことが気になるからこのアルバムなのか。

リセットしたいのに。

まあ、つべこべ言わず、アルバムを聴こう。

神様の贈り物、というべきか、彼の声。

現代のブルーアイド・ソウル、という形容詞に頷く。

 

残念なのはわたしの頭が暑さに茹だってしまい、丁寧に紡がれた一言ひとことが、

すっと頭に入ってこないことだ。

嗚呼漸く眠気が。明日の天気が気になるが、まあ起きてからのことにしよう。

目が覚めたら面倒なことはすべて忘れていますよう。

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暑いにもほどが

暑さのせいではないと思うが、iMacの調子が今ひとつで、

再起動やら何やらしていたら、あれやこれやのパスワードも入れ直しに。

blogをサボってしまったのも、自分のアカウントに入ろうにも入れずで。

そのまま放置してしまおうかとも思ったが、面倒だからといって捨てるのはあまりに無責任。

パスワードやIDを書き留めた古いノートをようやく探りあて、ここにたどり着いた。

 

***

 

今日は2018年7月22日(日)。ベランダからの眺め、揺らぎを感じたのは気のせいか。

気温はとうとう37度越え。まだ7月だというのに。

ここ1、2ヶ月のiPod上のヘビーローテーションは、意外にもカシオペアだった。

昔聴いていた最初の録音よりも、後のライブの方がアドリブもずっとカッコよかったりするが、

聞き放題のapple musicに入っているオリジナルアルバムで聴いている。

 

 

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アルバム"Photographs"は彼らの7枚目のアルバム。

彼ら、と言ってもメンバー構成が変わったりとか、現在のバンドは3期目だそうだが、

これは1期目の後半の代表作ということになるだろうか。

適度にヒンヤリし、過度にトリッキーでもなく、とはいえ背中を押してくれる程よいビート感。

あまりにワガママなリスナーの要求にぴったり応えてくれる盤などそうはないが、

懐かしさも手伝うのか、朝に昼に仕事帰りにとヘッドホンからは毎日このアルバムが流れている。

 

ヘッドホンといえば、残念なお知らせが。

あまりに不勉強だということが露呈してしまう・・・けれど。

私はOPPOというメーカーのアンプとヘッドホンを使って数年になるが、

この春のプレスで、新製品の開発は止めるとのニュースが出ていたそうで(絶句)。

道理で、アンプの後継機種の話も出ないしどうしたんだろうと思っていたら、

案の定よからぬ話であった。

 

OPPOといえば、画質音質ともにバランスのよいブルーレイプレーヤーが人気だが、

audio製品全体から手を引いてしまうようなので、欲しいなら今のうちというところか。

わたしも今のヘッドホンがものすごく気に入っているので同じのを気合い入れて購入しておこうか、

と思ったが、このヘッドホンは同社のアンプ及び再生機構(それを実現するケーブル含め)一式で初めて意味があり、

どれかが修理できなくなってもそれでおしまいなので、

ジタバタせず、今手元にあるものを丁寧に使っていくことにした。

といっても、通勤使用ゆえ、パッドの痛みなど物理的な消耗があるので、

せめてそういうのだけでも交換してもらうかとか、

この暑い最中にぐじゅっと悩んでいたりする。

このシステムが使えなければ、apple music - iPod touchからも離れ、

ポータブルプレイヤーの音質そのものをしっかりさせて聴く方が安定するかもしれない。

いやはや。

 

そんなこんなで、イラッとすることが多い日々、

部屋で音量をぐっと上げるわけにもいかないので、

ついついヘッドホンオーディオに逃避する毎日だ。

apple musicにカシオペアのアルバムは新旧ゾロっと揃っているだけでもありがたい。

異様な暑さの日々、みなさまもくれぐれもご自愛ください。

 

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古い楽譜に

ニュースで、ネット中毒や依存症についての記事が出ていた。

最近ということでもないが、

電車に乗ろうと、それも、かなりの混雑の車両に乗り込もうとするときでも、

スマートフォンの画面から目を離せず、周囲とぶつかり合いながらの人を、

毎日少なからず見かける。

そんなに目が離せないことがあるなんて、なんだか羨ましいと思ったこともあったが、

ひょっとしたらそのニュースに出ていたネットゲームに夢中なのかもしれないと思った。

 

人が夢中になっていることを、やれ時間の無駄だとかお金のそれだと言うのは容易い。

わたし自身は機能の限定されたいわゆるガラケーユーザーなので、

そうしたゲームをしようにもやりようもないが、

毎月、通信関連の企業に多額の利用料を払い、更には課金、しかも、

通常の判断力を鈍らせるような仕組みのものでというと、途端に胡散臭くなる。

かつてと比べ、若い人にお金がないとの記事もあったが、無理もない、

そうした通信費用を固定費とみれば、可処分所得は単純に数千〜数万円も変わってくる。

何も収入云々だけのことでもないだろうに、なんて年配者の戯言だろうか。

 

話が逸れた。

言いたかったのは、そういうネガティブな側面にも注目されやすいネット時代だが、

今日という今日はその恩恵にひれ伏した。

 

昔習っていた電子オルガンの楽譜。

スイングジャズのお洒落なリズムに乗ったいかにもなオルガンアレンジの曲があり、

それをお題にしてまだ小学生だった時分に、

ラジオで似たような曲がかかっていないかなどとやりながら、

譜読みから弾きこなしまで随分苦しんだ記憶があった、その件の曲が載った楽譜が、

ふとしたことで見つかったのだった。

 

単純に古本を探すのであればまだ簡単だったかもしれないが、

掲載の5曲中なぜかその1曲だけが入れ替えられて再出版されたような楽譜だったため、

時折気になって買い求めようと探したときには、その再発版しか見つからなかったのだ。

上京してもう一度楽器を触ろうと思った際に探したときだったか、

権利関係のトラブル等でそういう措置になったという説明を出版元から受け、

当時の講師に譲ってもらうくらいしか方法がなくなったなあと諦めた経緯もある。

そういう訳ありの1曲を子供に選んだ講師の思いにも少々当惑しつつ。

 

それが。

偶々見かけた画像からリンクを辿るとまだ進行中のネットオークションの画面に。

それも、配送費の方がよっぽどかかるというような値段で。

今これを書いている時点では手元に届いていないが、

改めて譜面を追ってみたらいったいどんな気分になるだろう、それがとても楽しみだ。

 

弾いていた当時は楽譜を買えず、講師に抜刷りを作ってもらっていたが、

だいたい何故抜刷りだったのかも今になって理解できた。

元々の版はそれほど出回らないうちに再発していたのだから無理もない。

喉の閊えとは言わないまでも、なんだかすっきりした(笑)。

楽器を手放して云十年みたいな今でも、時々脳内演奏するが、

あのアドリブがかっこよかったなあとか、鍵盤に指さえおけば思い出せるかなあとか、

悲喜こもごもだったのだ。

 

ベランダで夏のような日照りの元に花がらや枯れた葉を整理していると、

少しも上達しない、例えようもないジリジリとした感覚を思い出し、溜息が漏れる。

頭の記憶ではなく、それは細かい指の作業をしていて蘇る、まさに指の記憶だ。

 

部屋にはオルガンを置く場所もないから、今回、楽譜が届いたとしても、

やはり脳内演奏には違いないのだが、

今度はあの思い出せなかった譜面を目の前にすることになる。

あんまり嬉しかったので、思いつくあと数曲の楽譜も同様にして入手した。

なんて便利な世の中なんだろう、

それに40年以上も前の楽譜を丁寧に保存している方がこんなに大勢いるなんて(感謝)。

 

電子オルガンの世界は、楽器の進展に伴って奏法も変わるほどややこしいものになっているようだが、

デジタルデータがない、或いは形式が変わって使えないからといってその楽譜まで処分してはいけないと、

今まさに演奏を楽しんでいる若い方に言いたい。

今はこうして再度入手する機会もあるが、これからはどうかもわからないから。

指が譜面を恋しがる感覚というのがなんとも奇妙で、

これも季節の変わり目だからかもと思わず遠い目の1日。

 

 

 

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2017年を振り返って

とにかく映画をたくさん見た1年だった。

映画館に出かける回数は然程でもないが、

とにかくディスクで見た本数が過去最高ではなかったかと。

人は忙しくなればなるほど、何か別のことをしたくなる生き物だということが、

何はともあれ痛感された1年だった。

 

次の年は。

やっぱり同じなんだろうか。

スピーカーを新調したせいだろうか、登場人物のセリフが、

いかにも「肉声」らしく真っ直ぐに届くのが面白くて、

どんだけ寝不足になったか、それでもって年末は大風邪ひいてしまったが(反省)。

 

この秋から特定の俳優が出ている作品を遡ってまとめて見る、

というのをやっていて、

ここ2週ほどは韓国映画を続けさまに見ているものだから、

ハングルも少しわかるようになったりして驚きの日々。

惜しむらくは現地の盤はリージョン3かBであること。

ブルーレイ版もBの方が簡単に手に入る。

リージョンの心配をせず鑑賞できる時代が来ることを祈りつつ、

今夜もまた気になる映画を眠くなるまで見続けよう。

 

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冬競馬

今日は少し嫌な予感がしていた。

だから中継を見ることもせずぼんやりしていたのだけれど。

冬の競馬は地面が硬く締まるせいか、或いは寒さのせいなのか、

事故が多いような気がする。

小さい頃からの記憶を辿ると、

転倒などのシーンは乾いた空気と枯れ芝の色と共にあるのがほとんどだ。

 

シングウィズジョイという一頭の競走馬。

母系にシングライクトーク、シングライクバードと、代々Singが入っていて。

秋に大きなレースであと一歩というところまで来ていたが、

とても残念な結果になった。合掌。

 

 

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