音の快楽的日常

音、音楽と徒然の日々
薔薇よ、薔薇よ

今年は随分とうどん粉病に悩まされてきたが、

1年で1番ベランダが賑わう季節がやってきた。

この数日の暖かさで、次々と満開を迎える薔薇たち。

毎日、寒い日も暑い日も世話してきてよかったと思えるひとときだ。

 

 

 

 

朝起きてベランダに出た時の、ほんのりと香る甘い香りがなんとも贅沢だ。

こんな日は、次第に開いていく花を何度も眺めながら、

ぼんやりと音楽を聴くのがいちばんだ。

 

アルヴォ・ペルトの1枚を。"Part: the Sound of Arvo Part"。

 

 

 

LPレコードなので、うっかりうたた寝をしないようにしないといけないが、

透明感溢れる楽曲、演奏でついついうっかりしそうになる。

バイオリンが2人、ピアノが2人。

そしてクレジットにあるBournemouth Sinfoniettaという楽団を検索してみると、

1999年に経済的な理由で解散されたとあった。

このレコードの発売自体は2015年となっていて、録音がもっと古いのか、

その辺りのことはよく分からない。

特別な特徴はないけれど、肌に優しいこなれたお湯のような感じで、

じんわりとしみ込んでくるような演奏だ。

 

薔薇はペルトの音楽を聴いているかどうかはわからないけれど、

この陽気に開ききった1輪を切り花にして眺めていると、

なにやらしんみりした様子に、音楽が聞こえているのでは、と想像を逞しくする。

 

いずれにせよ、薔薇たちが長く良い状態で咲き続けるためには、

1にも2にもちょうどよい気候でいてくれるのがいちばんだ。

もちろん、人の体調にも。

さて、もう一度、Spiegel im Spiegelを聴こう。

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