音の快楽的日常

音、音楽と徒然の日々
グエムル

年末近くなってだったか、近くのレンタルビデオ店でやっていたバーゲンで、

ジャケットが気に入ったDVDをいくつか買った。

まとめ買いがお得というようなもので、

盤とジャケットのみ、ケースなしというレンタルアップのものだ。

状態も見ないで掴んできたからそれほど期待していなかったが、

その中の1枚がやけに気に入った。

年末年始の休みに何回見ただろう。

日本語字幕でセリフも覚えてしまったので、

同じ作品のblu-rayを海外から買った。

英語字幕すらないが問題ない、もうセリフは覚えたから。

 

その「何度も見た」作品と同じSong Kang-hoさん主演の映画で、

邦題は「グエムル 漢江の怪物」、副題から単なる怪獣映画を想起するもそうではない。

本作は、彼の演技がものすごく印象に残り、手に入るDVDを大人買いした中の1枚で、

これは日本でも話題になったのか、手元に来たのは豪華な特典付きのボックスセットだった。

 

 

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映画を観ている途中から耳に残るフレーズがいくつかあってー要所要所のサビに出てくる、

どうしても音楽だけ通しで聴いてみたいからとサントラ盤を探すが、

韓国盤というのはなかなかどうして、近い国なのに中古を探すのが意外に大変だった。

都内の中古CD店を覗いても、そもそも韓国や中国の盤はほとんど置いていない。

流通経路が違うんだろうか。

amazon、e-bayや海外のモール、あとは国内の韓流ショップ。

あれこれ探して、結局見た映画のOSTも見つけたものはとりあえず入手した。

 

このグエムル、副題がもう少し何とかならなかったのかと思わないでもないが、

縦横の糸がいい具合に絡みつつ、最後のシーンを見終わる時には、

あったかい気持ちで胸が一杯になり、様々なシーンが走馬灯のように頭をよぎっていく。

その数々のシーンに寄り添うような、サントラ決定版のような音楽集がまさにこのOSTだ。

 

電子音楽、弦楽をメインにしたオーケストラ仕立て、

そしてどこかバルカンを思わせるブラスまで、かなり盛りだくさんな構成。

映画を見てない方でも楽しめる内容だ。

ちなみに、上のジャケットは韓国盤CDのもので、

それ以外にCD−R(オンデマンド)が少々マンガチックな別ジャケで手に入る。

 

ところで、ここ2、3ヶ月でまだ50本は見ていないかもしれない韓国の映画作品、

濃淡はあれど、まだ子供の頃に映画が見たくて映画館に行きたくてどうしようもなかった、

あの頃の感覚がじんわりと湧き上がってくるような作品がこれまたやけに多いのだ。

レンタルショップやストリーミングサービス(netflixは結構充実している)等々、

音楽に比べて映画を探すのはまだ楽な方だが、

それでも古い作品は中古DVDを当たるしかなく、

これはもう、このジャンルに詳しい方に弟子入りした方が早そうな気配だ(笑)。

 

今年は何か新しいことを一つぐらいはしてみようと思っていたが、

手元に増えた韓国盤の文字や、

或いはせめて俳優さんの名前ぐらい読めるようになりたいと思い、

最近、ハングルを勉強し始めた。

 

まだまだ映像の流れに追いつけないが、少しずつ読めるようになってはきている。

インターネットの翻訳を頼りに、ブックレットの情報を少しずつ読み進めてたりしているが、

何より痛感するのは、隣国の歴史や事情にこれほど無知であったということだ。

今更だけれども、ミサイルや冬オリンピックということではなしに、

映画や音楽をきっかけに、もっと根本的な何かに目を向けること、理解することが、

とにもかくにも私には必要だ、それには文字から始めるのもいいかもしれない。

 

ともあれ、毎晩のように遅くまで映画と音楽に塗れるであろう1年も、

あと少しで1月が過ぎようとしている。

いつものようでいて、いつものようでもない1年の始まり。

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