音の快楽的日常

音、音楽と徒然の日々
降雪

まとまった雪を見たのは記録を遡れば4年前の大雪以来のことらしい。

降雪の翌日、事務仕事は一旦置いて、事務所敷地内の雪かきを半日潰してやった。

南国育ちゆえ雪かきのこつというものをそもそも知らずに始めたので、

余計なところに力が入り、足元もおぼつかずで帰宅後から酷い筋肉痛に見舞われたが、

トンボで溶けた水も側溝にしっかり追いやっておいたおかげで、

翌日はよく乾き、来客の足取りも見ていて安心だった。よかった。

 

冬休みに見た映画に、「南極日誌」というのがあった。

音楽は日本の川井憲次さんだ。

 

 

 

 

興行的には成績に恵まれなかった、とは、出演者談であるが、

見渡す限り雪景色というのは、想像を絶するものがある。

などと感じるのも、わずか10cmほどの積雪を除けるのにどれだけ大変か、

自分の体で体験してみてわかる雪の大変さというか、

きれいだろうなあなどと暢気な調子ではいられない。

絶海のど真ん中も、見渡す限りの雪景も、果てしない孤独に変わりない。

 

映画の筋はネタバレになるのでとりあえずおいておくが、

音楽は映画を見なくてもその気分にどっぷり浸れてしまうのがいい。

今日などは暖房なくしていられない寒さだけど、

このサントラを流すと部屋の空気がキーンと張り詰めるようだ。

言葉にならない心の叫びが聞こえてくるようでもあり、

響きの美しさの向こうに身につまされるような切なさがある。

 

寒い次いでにベランダでバラの予備剪定をした。

まだ咲いているバラもあるが、そろそろ春の準備をしないといけない。

隣のマンションにはまだ雪が残って凍ったままだ。

見ているだけでも寒々しいが、今週はまた雪の予報が出ているらしい。

次はもう少しうまく雪かきできるだろう。がんばろう。

 

cinema & Soundtrack | - | - | author : miss key
<< NEW | TOP | OLD >>