音の快楽的日常

音、音楽と徒然の日々
朗報

Ivo PogorelichがSony Classicalと長期専属契約締結という記事を目にした時の驚きと嬉しさといったら。

グラモフォンからの一連の録音がボックスセットになった時には、

なんとなく寂しさを禁じ得なかったものの、

結果的に廉価で往年の音源を手にした新しいリスナーの発掘につながったと思えば、

今回の契約もうなづけるというもの。

 

公演での演奏を一音一音記憶に留め、頭の中で再現することは流石に難しい。

だから、わたしは好きな演奏家の音源、気に入った演奏の音源はできるだけ手元にと思う。

それにしても音源の発売が「再開」されることがこんなにも嬉しいとは!

早速、先日発売されたSonyからの1枚目のアルバムを聴いてみた。

 

 

 

 

今回選ばれた楽曲はBeethovenとRachmaninov。

収録された楽曲への思いは、最近のインタビュー記事に詳しいが、

作曲家やその曲へのリスペクトが溢れんばかりの様子は

公演の際の選曲となんら変わらず、これもまた嬉しい。

 

Pogorelichの新規録音を耳にする機会が全くなかったかといえばそうではない。

数年前、ストリーミングサイトにて、やはりBeethovenのピアノソナタだったと思うが、

2曲ほど掲載されて聴取が可能であったが、

ダウンロードできないサイトだったことと、やはり音質的なものもあって、

数度は聞いたが諦めの気持ちにも似てそのサイトからは離れてしまった。

クラシックの演奏家に収益をできる限り還元することを謳った事業者だったと思うが、

今現在も継続しているかは不明。

 

さて、新しいアルバムの感想。

演奏の素晴らしさは言うまでもないので置いておくとして、

(Rachmaninovのピアノソナタ2番があまりにも華麗で・・・!)

録音の状態も良いのか、レンジの広さや高音の煌めくような響きなど申し分なく、

ここというところでの楽器の鳴りは思わずホールでの体験を呼び覚ましてくれる。

ついつい音量を上げたくなるが、クライマックスのタイミングではご近所への影響を要考慮(笑)。

 

今後どのくらいの頻度で新録がリリースされるのかはわからないが、

言葉にできない楽しみができたことには違いない。

次回の来日公演も心待ちにしつつ、本新譜とじっくり向き合ってみようと思う。

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