人に力を与えること / Best / Григорий Лепс | 2003.01.31 Friday |
世の中には、まるで太陽の如く周囲に元気を与えることのできる人がいる。元気の無い時、「気」をもらいたくて、思わずそんな人に会いたくなる。
最近、仕事がらみで思いっきりヘコむことがあったが、偶然、私の「太陽」人から期せずして連絡があり、久しぶりに会って話すことができた。何を話すでもない。ましてや、彼を相手に愚痴るわけでも無いが、このリフレッシュ感はなんだろう。
今日のBGM、グリゴーリィ・レプスのベスト盤は、そんな気分にぴったりの1枚だ。ベスト盤とはいいながら、記念ライブからのピックアップになっている。十二分にリラックスした彼のボーカルが嫌と言うほど楽しめるご機嫌なアルバムだ。
レプスの歌は、何故これほどまでに、聴く者にエネルギーを与えることができるのだろうか。彼のプロフィールは定かではないが、歌手としてのデビューは95 年頃と随分遅咲きだ。それまではレストランで働く一労働者に過ぎなかった。人一倍苦労人だったその彼が、何かをキッカケにモスクワで歌うことになった。きっとそれまでも歌の巧さは折り紙付きだったに違いない。
オリジナルアルバムはこれまでに4枚、そして自主制作に近いようなアルバムやコンピレを入れるとおよそ7、8枚はリリースされている。彼は数年で一気にスターダムに伸し上がったが、それを驕ったりはしない。それどころか、これまで応援してくれた周囲の人々や運を与えてくれた神への感謝の気持ちを綴った曲が少なくない。その思いはストレートに、言葉に、声に表れる。そんな飾りっ気の無さと豊かな声量が相俟ってレプスの魅力を何倍にもしているのだ。
冷えきった躯を暖めてくれる、とっておきのBGMとして、元気の足りない貴方にもぜひお勧めしたい1枚である。
最近、仕事がらみで思いっきりヘコむことがあったが、偶然、私の「太陽」人から期せずして連絡があり、久しぶりに会って話すことができた。何を話すでもない。ましてや、彼を相手に愚痴るわけでも無いが、このリフレッシュ感はなんだろう。
今日のBGM、グリゴーリィ・レプスのベスト盤は、そんな気分にぴったりの1枚だ。ベスト盤とはいいながら、記念ライブからのピックアップになっている。十二分にリラックスした彼のボーカルが嫌と言うほど楽しめるご機嫌なアルバムだ。
レプスの歌は、何故これほどまでに、聴く者にエネルギーを与えることができるのだろうか。彼のプロフィールは定かではないが、歌手としてのデビューは95 年頃と随分遅咲きだ。それまではレストランで働く一労働者に過ぎなかった。人一倍苦労人だったその彼が、何かをキッカケにモスクワで歌うことになった。きっとそれまでも歌の巧さは折り紙付きだったに違いない。
オリジナルアルバムはこれまでに4枚、そして自主制作に近いようなアルバムやコンピレを入れるとおよそ7、8枚はリリースされている。彼は数年で一気にスターダムに伸し上がったが、それを驕ったりはしない。それどころか、これまで応援してくれた周囲の人々や運を与えてくれた神への感謝の気持ちを綴った曲が少なくない。その思いはストレートに、言葉に、声に表れる。そんな飾りっ気の無さと豊かな声量が相俟ってレプスの魅力を何倍にもしているのだ。
冷えきった躯を暖めてくれる、とっておきのBGMとして、元気の足りない貴方にもぜひお勧めしたい1枚である。
pop & rock (russian and other slavic) | - | - | author : miss key