読書は習慣―Лови--Александр Буйнов | 2003.05.30 Friday |
読書というものは、習慣の賜物であると痛感している。本から離れていたことを「このままではいけない」と感じたので、週末には何か読みきれる分量の本を買って読むことにした。今週は、「若者とナショナリズム」がテーマだ。香山リカさんの著作が新書で立て続けに出され、しかも1冊は前から少し気になっていた評論家の福田和也さんとの対談集。これはもう読むしかない。
なぜ、ナショナリズム、か。私の世代では、学校での日の丸掲揚反対運動などがあり、むしろ否定的、というか、ナショナリズムから少し距離を置いた人間が多いような気がする。だが、前回のワールドカップなどを見ると、異様なまでの応援の向こうに、得体の知れない何かを感じたのは、何も私だけではないだろう。それ以来、興味を持っていたテーマの一つが、若い人たちの意識の有り様だ。
この土日はどうやら雨模様。せっかくの東京優駿(日本ダービー)だというのに、重馬場では能力の発揮できる馬が何頭かに限られてしまう。改修工事でさらに延びた直線では、脚の重さが倍加するだろう。いつもなら、早朝から競馬場に並び、ファンファーレを今か今かと待ちわびるのだが、今回は体調も伴わず断念することになりそう。読む本があれば、その時を待つまでの間つなぎにもなる。少し、救われそうだ。
待ちわびた、ということでは、今日のブイノフの新譜、ラビーも待ちに待った1枚だ。シングルカットでは数曲出ていたものの、活動の様子はイマイチつかみにくかったこの間、気分の変化なのか、前作とも雰囲気ががらっと変わった作品に仕上がっている。
1曲目、「今時の愛の歌」は、思いっきりテクノに振った意欲作で、ブイノフもたしか50を越えていると思ったが、いやはや、聴いている方がびっくり。確か英国の女性アーティストで、50歳近くになってダンサブル&強烈エフェクトアレンジの曲をヒットさせてカムバックした歌手がいたが、ちょうどそんな感じだ。好みで言えば、愛の島あたりが好きなアルバムだけれど、さすがにうまくまとまっていて、小気味良いナンバーが並ぶ。ロシアンポップスファンならずとも、気軽に聴けるという意味でお勧めの1枚である。
なぜ、ナショナリズム、か。私の世代では、学校での日の丸掲揚反対運動などがあり、むしろ否定的、というか、ナショナリズムから少し距離を置いた人間が多いような気がする。だが、前回のワールドカップなどを見ると、異様なまでの応援の向こうに、得体の知れない何かを感じたのは、何も私だけではないだろう。それ以来、興味を持っていたテーマの一つが、若い人たちの意識の有り様だ。
この土日はどうやら雨模様。せっかくの東京優駿(日本ダービー)だというのに、重馬場では能力の発揮できる馬が何頭かに限られてしまう。改修工事でさらに延びた直線では、脚の重さが倍加するだろう。いつもなら、早朝から競馬場に並び、ファンファーレを今か今かと待ちわびるのだが、今回は体調も伴わず断念することになりそう。読む本があれば、その時を待つまでの間つなぎにもなる。少し、救われそうだ。
待ちわびた、ということでは、今日のブイノフの新譜、ラビーも待ちに待った1枚だ。シングルカットでは数曲出ていたものの、活動の様子はイマイチつかみにくかったこの間、気分の変化なのか、前作とも雰囲気ががらっと変わった作品に仕上がっている。
1曲目、「今時の愛の歌」は、思いっきりテクノに振った意欲作で、ブイノフもたしか50を越えていると思ったが、いやはや、聴いている方がびっくり。確か英国の女性アーティストで、50歳近くになってダンサブル&強烈エフェクトアレンジの曲をヒットさせてカムバックした歌手がいたが、ちょうどそんな感じだ。好みで言えば、愛の島あたりが好きなアルバムだけれど、さすがにうまくまとまっていて、小気味良いナンバーが並ぶ。ロシアンポップスファンならずとも、気軽に聴けるという意味でお勧めの1枚である。
pop & rock (russian and other slavic) | - | - | author : miss key