オーディオ趣味って―Там, де ти е--Анi Лорак | 2003.10.30 Thursday |
先日、オーディオを趣味にしている男性お二人をお招きして、ロシアンポップスを聴いていただいた。サウンドミニパーティといったところか。オーディオマニアの方々は、お互いの家を訪問し、聴きあってよりいい音を追求するといったオフ会を頻繁にやっている。そのオフ会の様子を写真や文章で伝えるサイトも結構あるので、見ていると楽しかったりするが、まさかそういう所で熱心に活動されている方々が家に来られるとは思ってもみなかった。
それでも、私自身、オーディオが趣味かと聞かれたら、はたと困ってしまう。確かに車が買えるほど機器に投資したので、その事実を捕らえてそう思われても仕方のないところだが、では、果てしなく音の良さを追求するかと問われれば、答えはニェートである。私がここまでお金をかけることができたのは、たまたま気に入った音を出す道具に巡り会えたからに過ぎない。せっかくいい機器を買ったのだから、それを十分生かしたいと思うので、工夫もできる限りしてみようと思っているが、趣味というからには、この先に大きな分岐点があるように思う。
「女性でこういう趣味の人(機器にここまでお金をかける人)はあまりいませんよね」とよく言われる。確かにそうかもしれない。一部の人からは、オーバーストレスの代償たる買い物症候群だと思われているかもしれない。そうではないのだが、ではなぜ、女性にそういう「趣味」の人は少ないのか。
一般論として何故そうなのかは私にもわからない。他にもっとお金をかけるところがあると言えばそうだろうし、道具に凝るのはどちらかというと男性の方が多いだろう。私は、職業柄、モノづくりの現場を見せていただく機会が多く、部品の一つ一つが加工され、美しく形が整えられていく様に思わず見とれることも少なくない。特に、金属の手加工は匠の世界であり、美術品の美しさとはまた違った工業製品独特の美があるように思う。
私がオーディオ機器に、結果としてお金をかけたのも、そうしたことと無関係ではない。もっとも、古いカメラを手にとって「梨地加工の良さにうっとりする」というような女性はあまりいないのだろうし、音の良さはもちろんのこと、シャーシの天井に細かな部品が整然と配置されているのがあまりに美しいから、といって月給金額を遥かに上回るアンプを買ったりはしないだろう。そういう意味では、私は俗に言う「3σの外」の人間だという自覚があったりもする。我ながら、謙虚だと思う。違うか?
アニー・ロラクは、ウクライナの女性ポップスアーティスト。ステージキャリアは既に10年というから、アイドルというほど若くはなさそうだが、アルスーをもっと力強くしたような、芯のある声で歌う様子は、これまでのウクライナの女性ボーカルとキャラクターが異なる。このアルバムは彼女の4枚目のアルバムで、最新盤はさらにもう一枚リミックス盤がリリースされている。
曲調は80年代ポップスのようなノリで、エストラードナヤファンには安心してお勧めできる。曲の多くは公式サイトで聴けるのでぜひ試してもらいたい。美しい彼女のグラビアも満載だが、お色気だけのアーティストではないので、どうぞお間違いなく。今後要注目の女性ボーカルである。
それでも、私自身、オーディオが趣味かと聞かれたら、はたと困ってしまう。確かに車が買えるほど機器に投資したので、その事実を捕らえてそう思われても仕方のないところだが、では、果てしなく音の良さを追求するかと問われれば、答えはニェートである。私がここまでお金をかけることができたのは、たまたま気に入った音を出す道具に巡り会えたからに過ぎない。せっかくいい機器を買ったのだから、それを十分生かしたいと思うので、工夫もできる限りしてみようと思っているが、趣味というからには、この先に大きな分岐点があるように思う。
「女性でこういう趣味の人(機器にここまでお金をかける人)はあまりいませんよね」とよく言われる。確かにそうかもしれない。一部の人からは、オーバーストレスの代償たる買い物症候群だと思われているかもしれない。そうではないのだが、ではなぜ、女性にそういう「趣味」の人は少ないのか。
一般論として何故そうなのかは私にもわからない。他にもっとお金をかけるところがあると言えばそうだろうし、道具に凝るのはどちらかというと男性の方が多いだろう。私は、職業柄、モノづくりの現場を見せていただく機会が多く、部品の一つ一つが加工され、美しく形が整えられていく様に思わず見とれることも少なくない。特に、金属の手加工は匠の世界であり、美術品の美しさとはまた違った工業製品独特の美があるように思う。
私がオーディオ機器に、結果としてお金をかけたのも、そうしたことと無関係ではない。もっとも、古いカメラを手にとって「梨地加工の良さにうっとりする」というような女性はあまりいないのだろうし、音の良さはもちろんのこと、シャーシの天井に細かな部品が整然と配置されているのがあまりに美しいから、といって月給金額を遥かに上回るアンプを買ったりはしないだろう。そういう意味では、私は俗に言う「3σの外」の人間だという自覚があったりもする。我ながら、謙虚だと思う。違うか?
アニー・ロラクは、ウクライナの女性ポップスアーティスト。ステージキャリアは既に10年というから、アイドルというほど若くはなさそうだが、アルスーをもっと力強くしたような、芯のある声で歌う様子は、これまでのウクライナの女性ボーカルとキャラクターが異なる。このアルバムは彼女の4枚目のアルバムで、最新盤はさらにもう一枚リミックス盤がリリースされている。
曲調は80年代ポップスのようなノリで、エストラードナヤファンには安心してお勧めできる。曲の多くは公式サイトで聴けるのでぜひ試してもらいたい。美しい彼女のグラビアも満載だが、お色気だけのアーティストではないので、どうぞお間違いなく。今後要注目の女性ボーカルである。