音楽の履歴書 | 2005.11.28 Monday |
最近はいろいろな音楽好きの方の集まりに入れていただき、これまで聴いたこともない音楽に触れ、それにまつわるエピソードや解説をいただく機会に恵まれている。先日などはカンボジアの歌謡曲を聴かせていただき、それこそもう頭の中がいきなりお花畑!みたく弾けてしまった。その曲を紹介してくれた学生の彼氏の音楽体験などは、脳細胞が壊れゆくばかりの私にはこれ以上ない新鮮な酸素吸入のようなもの。多謝。
それにしても音楽は人それぞれに愉しみ方があり、また場合によってはその人の過ごした人生が透けて見えるほど、そのライブラリには個性があったりするがゆえに、その方の音楽との出会いなど聞かせてもらうのが楽しみでならない。その人がどんな風にして音楽と出会い、どんな音楽を聴き、どんな曲やアーティストを好きでいるのか。それはもうその人の履歴書そのものだったりして、本当に興味深いものがある。
『ビニール・ジャンキーズ』や『音の書斎』といった書物も、ただオタク受けするような書き物や取材特集ではなく、思わずクスっと笑いながらも真剣に読んでしまうのは、きっと登場する方々の「履歴書」が各々に説得力を持っているからに違いない。
『音の書斎』はシリーズもので現在第二集まで出されているが、その次は特に予定されていないようなのが残念だ。某専門誌のお宅拝見的な取材とはまた異なった切り口なので、取材先を探すのも、またその取材自体や編集にも大変な苦労を伴うであろうことは想像に難くないが、もっと景気がよくなって人の心に余裕が出てきた頃に、いつかまたそんな本を誰か作ってくれないかなとは勝手な読者の独り言である。否、その前に私自身のライブラリも充実の「音棚」にするべく日々精進をして、というのは誰にも訊かれていないソフト買い過ぎの言い訳である。
それにしても音楽は人それぞれに愉しみ方があり、また場合によってはその人の過ごした人生が透けて見えるほど、そのライブラリには個性があったりするがゆえに、その方の音楽との出会いなど聞かせてもらうのが楽しみでならない。その人がどんな風にして音楽と出会い、どんな音楽を聴き、どんな曲やアーティストを好きでいるのか。それはもうその人の履歴書そのものだったりして、本当に興味深いものがある。
『ビニール・ジャンキーズ』や『音の書斎』といった書物も、ただオタク受けするような書き物や取材特集ではなく、思わずクスっと笑いながらも真剣に読んでしまうのは、きっと登場する方々の「履歴書」が各々に説得力を持っているからに違いない。
『音の書斎』はシリーズもので現在第二集まで出されているが、その次は特に予定されていないようなのが残念だ。某専門誌のお宅拝見的な取材とはまた異なった切り口なので、取材先を探すのも、またその取材自体や編集にも大変な苦労を伴うであろうことは想像に難くないが、もっと景気がよくなって人の心に余裕が出てきた頃に、いつかまたそんな本を誰か作ってくれないかなとは勝手な読者の独り言である。否、その前に私自身のライブラリも充実の「音棚」にするべく日々精進をして、というのは誰にも訊かれていないソフト買い過ぎの言い訳である。