細野晴臣&東京シャイネス | 2005.12.27 Tuesday |
いつかこんなことがあったらいいなあと思い続けていたことが今夜実現した。東京は九段会館での「細野晴臣&東京シャイネス公演」。
ライブの予定は早々にアナウンスされていたが、大変だったのはチケット確保。ライブ実現に喜ぶ間もなく、チケット確保にあたふたしてしまった。どうやらこうしたチケット争奪戦にはノウハウがあるようだが、今回は運良く2度目に申し込んだ先行予約で最後方ながらもチケットを取ることができた。
当日出かけてみると、後方というよりは最上席と言った方が的確なほど、私の席は随分と高いところにあった。見下ろすようにしてステージを眺めると、なんだか落っこちそうな気がするくらいの角度で、高所恐怖症の私は、細野さんのコンサートでなければおそらく公演をみないで帰ったかもしれないほどだ。
細野さん&シャイネスのメンバーが舞台に登場すると会場の雰囲気は一気に盛り上がる。アンコールを含め15曲ほどの演奏は、なんとも和やかでアットホームな雰囲気の中で行われ、終始緊張すると言いながら歌っていた細野さんも、だんだんと調子が出てきたようだった。
意外だったのは、「風をあつめて」をこうして人前で歌うのはこれまでほとんどなかったとのこと。「練習し過ぎで声あまり出ないです」と言いつつ、アンコールでも「風をあつめて」を再演。長く彼のファンでいるお客さんにはこれ以上ないプレゼントだったのではないだろうか。
興味深いエピソードが披露された曲間のおしゃべりを楽しみつつ、あっという間に過ぎた夢の2時間。今回のライブで実感したのは、私は細野さんの紡ぎ出すメロディ以上に彼の声が好きなのだ、ということ。素晴らしい音楽に生理的に好ましい要素が重なるとこれ以上ない至福の時が生まれる。
なんといっても個人的に一番盛り上がったのが3曲目に歌われた「暗闇坂むささび変化」。この曲が入っているとは夢にも思わなかったので、思わず「ももんが〜」と唱和してしまった、否もちろん迷惑にならぬよう小さな声で。曲が終わった後で、やはり小声で歌っていた隣のお客さんと「来てよかったですね」「いやまったく、ほんとうに」などと交わしたことばが妙に生々しかった。
願いがかなうのは幸せなことだ。と同時に、かなってしまった願いには何か一抹の寂しさのようなものを覚える。幸か不幸か、今日の公演では「イエロー・マジック・カーニバル」や「ウォリー・ビーズ」は歌われなかったので、これらがいつかライブで聴けるかもというささやかな望みを持ちつつ、若い人たちからノウハウを学んで次なるチケット争奪戦に備えたい。
[当日のsong list]
*「ろっかばいまいべいびい」
*「風をあつめて」
*「暗闇坂むささび変化」
*「僕は一寸」
*「Pom Pom蒸気」
*"HI-HEEL SNEAKERS"(Tommy Tuckerのヒット曲、64年の作品だそうです)
*「恋は桃色」
*「ロータス・ラヴ」
*「夏なんです」
*CHATTANOOGA CHOO CHOO(「この曲が一番難しい」んだそうです-細野さん談)
*「終りの季節」
*「はらいそ」
[アンコール]
*「風をあつめて」
*「幸せハッピー」(坂本冬美さんに提供している曲)
*「STELLA」
※なお、当日の模様は夏にBSフジで放映可能性があるとのこと。DVDの発売も予定されているようです。
ライブの予定は早々にアナウンスされていたが、大変だったのはチケット確保。ライブ実現に喜ぶ間もなく、チケット確保にあたふたしてしまった。どうやらこうしたチケット争奪戦にはノウハウがあるようだが、今回は運良く2度目に申し込んだ先行予約で最後方ながらもチケットを取ることができた。
当日出かけてみると、後方というよりは最上席と言った方が的確なほど、私の席は随分と高いところにあった。見下ろすようにしてステージを眺めると、なんだか落っこちそうな気がするくらいの角度で、高所恐怖症の私は、細野さんのコンサートでなければおそらく公演をみないで帰ったかもしれないほどだ。
細野さん&シャイネスのメンバーが舞台に登場すると会場の雰囲気は一気に盛り上がる。アンコールを含め15曲ほどの演奏は、なんとも和やかでアットホームな雰囲気の中で行われ、終始緊張すると言いながら歌っていた細野さんも、だんだんと調子が出てきたようだった。
意外だったのは、「風をあつめて」をこうして人前で歌うのはこれまでほとんどなかったとのこと。「練習し過ぎで声あまり出ないです」と言いつつ、アンコールでも「風をあつめて」を再演。長く彼のファンでいるお客さんにはこれ以上ないプレゼントだったのではないだろうか。
興味深いエピソードが披露された曲間のおしゃべりを楽しみつつ、あっという間に過ぎた夢の2時間。今回のライブで実感したのは、私は細野さんの紡ぎ出すメロディ以上に彼の声が好きなのだ、ということ。素晴らしい音楽に生理的に好ましい要素が重なるとこれ以上ない至福の時が生まれる。
なんといっても個人的に一番盛り上がったのが3曲目に歌われた「暗闇坂むささび変化」。この曲が入っているとは夢にも思わなかったので、思わず「ももんが〜」と唱和してしまった、否もちろん迷惑にならぬよう小さな声で。曲が終わった後で、やはり小声で歌っていた隣のお客さんと「来てよかったですね」「いやまったく、ほんとうに」などと交わしたことばが妙に生々しかった。
願いがかなうのは幸せなことだ。と同時に、かなってしまった願いには何か一抹の寂しさのようなものを覚える。幸か不幸か、今日の公演では「イエロー・マジック・カーニバル」や「ウォリー・ビーズ」は歌われなかったので、これらがいつかライブで聴けるかもというささやかな望みを持ちつつ、若い人たちからノウハウを学んで次なるチケット争奪戦に備えたい。
[当日のsong list]
*「ろっかばいまいべいびい」
*「風をあつめて」
*「暗闇坂むささび変化」
*「僕は一寸」
*「Pom Pom蒸気」
*"HI-HEEL SNEAKERS"(Tommy Tuckerのヒット曲、64年の作品だそうです)
*「恋は桃色」
*「ロータス・ラヴ」
*「夏なんです」
*CHATTANOOGA CHOO CHOO(「この曲が一番難しい」んだそうです-細野さん談)
*「終りの季節」
*「はらいそ」
[アンコール]
*「風をあつめて」
*「幸せハッピー」(坂本冬美さんに提供している曲)
*「STELLA」
※なお、当日の模様は夏にBSフジで放映可能性があるとのこと。DVDの発売も予定されているようです。
live & イベント | - | - | author : miss key