まるで絵のような | 2006.02.26 Sunday |
今日は天気も悪かったので、気になる「勝負」をTVで端から観戦した。まず一つは横浜国際駅伝。日本は将来を見据えた若いチーム編成で、ロシアや中国、エチオピアといった強い相手に胸を借りるようにして走るのだろうかと思いきや、最終区の新谷選手のゴールには思わず声が出た。
コース後半のデッドヒート、抜きつ抜かれつとはこのことで、じりじりとガチンコの走りが直前まで続き、もうだめかと思うような場面がいくつもあったが、新谷選手はゴールテープのほんの手前でエチオピアの選手よりぐいと前にでて3位。しかも区間賞というからその精神力には驚いてしまう。
次いで、今日で引退という松永幹夫ジョッキーの阪急杯、そして文字通りラストランとなる最終12R。阪急杯には高松宮杯を睨んでそれなりの強い馬が揃っていたが、松永騎手が跨がるのは11番人気のブルーショットガン。それが、ゴール前にスルスルと進出してとうとう先頭馬を抜き去り優勝。その模様を画面に映し出していた中山でもゴール前から拍手が巻き起こった。
去年の天覧競馬の天皇賞といい、何と絵になる人かと思ったら、最終レースのフィールドルージュでもきっちり勝って、通算勝利1400勝を達成した。牝馬に強いというミッキーが"ルージュ"という名の馬で勝ったのは何かの縁かも知れないが、それにしても有終の美とはまさにこういうことをいうのだろう。
そして何といっても「こんなデビュー戦なんてない!」と話題になっていた亀田三兄弟の二男、大毅が1R、23秒の強烈なKO勝ち。しかもその後リング上で歌までうたってしまうというおまけ付き。兄弟の人気にあやかる演出なのだろうが、それにしてもすごいパンチだった。
兄を意識しすぎた振る舞いに、まだ彼らしさがどこにあるのか私にはよくわからないけれど、とにかく兄弟揃って無事に進んでいってもらいたいというボクシングファンには心躍るような彼らの活躍に、何となく沈み勝ちな気分もTVを消した頃にはすっかり晴れ渡っていた。
先日のトリノでアジア人初のフィギュアスケート金メダルを獲った荒川選手にしても、そういう星の元に生まれているのか、あるいは人の何倍もの努力の賜物なのか、世の中には絵になる人がいるものだ。
それにしても、ミッキー。これで最後というのが返す返すも惜しい。観る者にそう思わせずにいられない、まるで絵に描いたようなラストラン。久しぶりに"観戦"を堪能した1日だった。
コース後半のデッドヒート、抜きつ抜かれつとはこのことで、じりじりとガチンコの走りが直前まで続き、もうだめかと思うような場面がいくつもあったが、新谷選手はゴールテープのほんの手前でエチオピアの選手よりぐいと前にでて3位。しかも区間賞というからその精神力には驚いてしまう。
次いで、今日で引退という松永幹夫ジョッキーの阪急杯、そして文字通りラストランとなる最終12R。阪急杯には高松宮杯を睨んでそれなりの強い馬が揃っていたが、松永騎手が跨がるのは11番人気のブルーショットガン。それが、ゴール前にスルスルと進出してとうとう先頭馬を抜き去り優勝。その模様を画面に映し出していた中山でもゴール前から拍手が巻き起こった。
去年の天覧競馬の天皇賞といい、何と絵になる人かと思ったら、最終レースのフィールドルージュでもきっちり勝って、通算勝利1400勝を達成した。牝馬に強いというミッキーが"ルージュ"という名の馬で勝ったのは何かの縁かも知れないが、それにしても有終の美とはまさにこういうことをいうのだろう。
そして何といっても「こんなデビュー戦なんてない!」と話題になっていた亀田三兄弟の二男、大毅が1R、23秒の強烈なKO勝ち。しかもその後リング上で歌までうたってしまうというおまけ付き。兄弟の人気にあやかる演出なのだろうが、それにしてもすごいパンチだった。
兄を意識しすぎた振る舞いに、まだ彼らしさがどこにあるのか私にはよくわからないけれど、とにかく兄弟揃って無事に進んでいってもらいたいというボクシングファンには心躍るような彼らの活躍に、何となく沈み勝ちな気分もTVを消した頃にはすっかり晴れ渡っていた。
先日のトリノでアジア人初のフィギュアスケート金メダルを獲った荒川選手にしても、そういう星の元に生まれているのか、あるいは人の何倍もの努力の賜物なのか、世の中には絵になる人がいるものだ。
それにしても、ミッキー。これで最後というのが返す返すも惜しい。観る者にそう思わせずにいられない、まるで絵に描いたようなラストラン。久しぶりに"観戦"を堪能した1日だった。