音の快楽的日常

音、音楽と徒然の日々
Gibonni new album
クロアチアの人気シンガー、Gibonni(ジボーニ)の新譜がリリースされた。
<タイトルは"UNCA FIBRE"
早速オーダーしたけれど、届くのは少し先になりそう。
ショップの情報では、ゴラン・ブレゴヴィッチと共演した曲も入っているとか!
試聴も何もないので、中身は全くわからないけれど、前作Miraklから待つこと4年!期待するなという方が無理です(笑)。
入手したら改めて紹介します。
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ワレーリャの最新アルバム"Нежность моя"
□ Нежность моя / Валерия

 試聴台に載った時のことを考えてか、CDは1曲目、2曲目が勝負、などという話を聞いたけれど、私は意外に最後の方の曲が気に入ることの方が多くて、店頭でCDを選ぶときは、試聴できるのなら面倒でも全曲頭の部分ぐらいは聴いてから買っている。





 ワレーリャの最新盤「ニェージュナスチ・マヤー(私の優しさ)」も、後半の密度が濃く感じられる構成。全11曲にボーナストラック4曲が付いた15曲はなかなか豪華だけれど、スタース・ピエーハとのユニットによる「ラスタヴァーニエ(別離)」がボーナスなのは謎。否、本当にボーナストラックだということか。

 今回は、DVDが付いた豪華限定バージョンと通常盤の2通りで、これまで限定盤はロシア国内オンリーだったのが、アメリカのメールオーダーショップで手軽に入手できるようになった。DVDは最新クリップやメイキングが収められ、ワレーリャのファンでなくても十分楽しめる内容。

 ロシアンの最近のアルバムは、DVDのおまけが付くことが多いけれど、数年前と比べるとクリップのクオリティも格段にアップしているので、ロシアンポップスなんて聴いたことない!という方にこそ、DVD付がお勧め。

 フォーキーでロシアの白樺の森を思わせる歌声が全面に出ていたかつての彼女の方が好みの私は、どうしても昔のアルバムを聴くことが多いけれど、今回のアルバムは、今時のサウンドを意識しながら、若い頃のワレーリャっぽさをところどころに隠し味的に入れているのが魅力。

 最近は、シングルカットされなくても、新曲が先行していろんなコンピCDで発表されたりするから、アルバムを聴いた時の新鮮味はやや後退するけれど、ワレーリャの作品はコンセプトを意識した作り方になっているので、できればアルバムの頭から通しで聴くのが◯。彼女の公式サイトで試聴もできるのでぜひ聴いてみて欲しい。

 ◆ ワレーリャのオフィシャルサイト(英語版もあります)
   http://www.valeriya.net
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blogに再挑戦
 サイトのリニューアルをずっと考えていて、こうしたい、ああしたいというイメージはあるのだけれど、なかなか具体的な形にならないうちに、あっという間に1年が過ぎた。

 その間、誰もが始めた感のあるblog形式で書いてみたりしたけれど、書いたもののデータの保存ができなかったりなど、何となく使い勝ってもよく理解しないうちに、止めてしまった。

 この春から仕事も変わり、少しは余裕が出るかと思ったら、とんでもない間違いで(笑)、日頃重い資料箱を引っぱりだすことが多くなったせいか、元々良くなかった腱鞘炎が酷くなり、メモ帳にタグを打ちながら細々と更新していくことがとてもできなくなった。

 それで、気を取り直して、私にも使えるblog(テンプレート)があるのではと思い、ちょっと書き始めてみたところ。

 私のような素人サイトの生命線は、普通にしているとなかなか得にくい特定分野の情報をごく簡単でもいいからタイムリーに提供していくことだと思う。とすると、うちの場合は、例えばロシアものの新譜紹介が滞るとかなり内容の乏しいものになってしまうので、中身の善し悪しは別として、とりあえず、「いいCDがあったよ!」と簡単にご案内できる仕組みがあれば、それで十分ということで、blog再挑戦とあいなった。

 ◆ "音の快楽的日常" http://miss-key.jugem.jp/

 根気のない管理人のすることなので、いつまた止めてしまうかも知れないけれど、これでサイトの備忘録に思い出したようにアップしていたようなCD紹介は以前よりずっと手軽にできることに。また、ロシアンにこだわらず、いいなと思ったものを取りあげたい。一人でも多くの方が、お気に入り盤と出会い、happyになれたらいいなと思いつつ。
よもやま | - | - | author : miss key
ブラーチャ・グリムの2nd
06年前半の新譜から注目盤を。
ようやく出たブラーチャ・グリムの「イリューズィヤ」。

□ БРАТЬЯ ГРИМ / ИЛЛЮЗИЯ

 全12曲から編まれた待望の2ndアルバム。
 1stは国内外でジャケが違っていたが、今回はデザイン共通。
 通常盤ながら豪華ブックレット付で、歌詞も全曲OK。
 時間差でDVD付限定盤が出る可能性もあり。

 ところで肝心のサウンドだけれど、
 さすがに、1stのようなスコーンと突き抜ける感じはなくて
 かなり落ち着いてまとまった音づくり。
 ♭と♯の波を行き来するような独特のメロディワークは健在、
 コントラストで鮮やかに歌い上げるブラーチャらしさが魅力。
 詩を大切にした丁寧な歌い方に好感度大。

 もし、1曲だけ聴くなら・・・
 <4曲目の「アムステルダム」、爽やかで切ないバラード

 ポップだけど、演奏というよりは歌が好きな方にお勧め、
 上っ面じゃないラブソングが新鮮、聴く人の心を癒す1枚!

 ◆ ブラーチャ・グリムのオフィシャルサイト
   http://grimrock.ru/

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Ojos de BrujoとFried Pride
週末に買ったCDでいきなりヘビーローテの2枚。

□ Ojos de Brujo / Techari

techari このアルバムはちょっと前に出たもので
 ピーター・バラカンさんがWeekend Sunshineで紹介された話題盤。
 私も少し前に、サンプル音源で聴かせてもらったりして
 既に中身の良さは知っていたのだけれど、
 買いに行く度に何故か店頭品切れで、手にするのに時間がかかってしまった。
 中身はもう文句無しにお勧め。このタメの心地よさをぜひ感じてみて。
 オーディオ的快楽盤としても今年の必須アイテム。


□ Fried Pride / Musicream

 大好きなフライドプライドの新譜が21日にリリースされたばかり。
 Shihoちゃん、もう最高にノリノリ、日本語の歌が新鮮。
 もちろん横田さんのギターもかなりきます!
 お店では、JAZZコーナーに置かれていることが多いですが、
 ジャンルで分けられないほど彼らの音楽は縦横無尽。
 曲目は、「君の瞳に恋してる」、「リバーサイド・ホテル」、
 「接吻KISS」、「Nightbirds」などなど。
 最初から最後まで密度感たっぷりの音楽に幸せを感じます。
world music | - | - | author : miss key
Basie is Back! のLP
以前、イベント"Basie is Back!"の感想を書いたときに、
「アナログ盤、どこかで手に入らないでしょうか?」と
お尋ねのメールをいただいた。
秋葉原などのお店では売り切れてしまった様子。
国内500枚限定だそうなので、無理もない。

先日、久しぶりに渋谷JAROに顔を出したら、
なんと、珍しくBasieを入れていて、あと1枚だけ在庫があった。
LPが欲しい!という方がいたら、JAROに問い合わせてみれば。
取り置き、通販などにも応じてもらえます。

others (music) | - | - | author : miss key
blog
メモ帳にタグを打ちながらの更新が大変なので
blog形式で書いてみることにしました。

前にも一度、blogを始めてみたことがあったのですが、
何となく合わない感じがして、すぐ止めてしまいました。

今度もそうならないとも限らないので、
しばらく使ってみて、上手くいきそうだったら
サイトのリニューアルのきっかけにしたいと思います。
よもやま | - | - | author : miss key
Piega TC50の試聴
Piegaの新しいモデルTC50の試聴イベントに出かけた。
会場はいつもお世話になっているサウンドクリエイトさん。

代理店のKさんの説明を聞きながら、
聴き始めは、プリにOctaveのHP300、パワーにTrigonのDwalfで。
でも少々物足りなかったので、
パワーをTrigonの上級モデルに変更し、
1時間半ほど聴かせていただいた。

ユニットが他社製になったせいか、音のキャラクターも様変わり。
空間にぽっかり浮かぶPiega独特の美音世界ではなく、
情報量が多く、芯のしっかりした鳴りっぷりの良さが印象的だった。
かつてのモデルと比べてどちらが好きか、と訊かれたら、
私は旧モデルと答えてしまいそうだが、
様々な音楽を雑食的に聴くリスナーなら、
TC50の方が使い勝ってがよさそうだ。

なんといっても下から上までしっかり出る感じで、
ユニット間のつながりもスムーズでストレスがない。
また、ヴォーカルがかなり前に出てくる感じのまとまり方で、
しっかりと像を結び、安定感抜群。

古いPiegaユーザーとしては、少々複雑な心境だけれど、
この新しいモデルで音楽を楽しむ方が増えるのはとてもすばらしいこと。
また機会があったら、ぜひ聴いてみたい。
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リリースラッシュに溺れる
 一時期、ロシアもののリリースがピタッと止まっていたかと思ったら、あれよ、あれよという間に、どんどんと海外向けのリリースラッシュが始まった。アメリカのショップでも、これまでロシア国内盤オンリーだったDVD付きの限定バージョンが出回り始め、CDや映像ソフト、果てはグルジアワインまで禁輸という何が理由でそうなっているのかよくわからないロシアの事情からして、これはもう多少価格が高くてもファンの嬉しい悲鳴が聞こえそう。

 今、届いたパッケージを一通り開けて、DVDの再生が大丈夫かどうか大雑把に確かめてみたが、リージョン5になっていたのは1枚のみ。音楽ソフトはほとんどがリージョンフリーになっていて、家庭用のPALコンパチ機ならまず大丈夫そう。家にあるパイオニアの廉価DVDプレーヤーでもきれいに再生できているので、Russian DVDあたりで買おうかどうしようか迷っている方がいたら、ぜひどうぞと背中を押してあげたい(笑)。

 ところで、内容の良い作品がどんどん出ているけれど、ファンならまずワレーリャのデラックスなDVD付最新アルバムがマストアイテム。パッケージを開けると香水をしみ込ませた薔薇の花びら(造花だけれど)が5枚ほど。凝っているなあと思いながらDVDを見ると、これまでリリースされた作品やMTVにかかっていたものもあるけれど、最新曲のスタース・ピエーハとのユニットによるクリップは必見。

 アメリカのショップで売上上位に食い込んでいる、グリゴーリィ・レプスの最新盤「迷宮」もDVDが付いている。曲数は少ないが、クリップは最新のものでクオリティも流石。レプスの曲はそう一般受けしないけれど、今回のアルバムは全体にややポップに振って、アレンジも軽め。その分、彼のボーカルが前に出て聴きやすく、レプスを初めて聴く方にもお勧めの1枚だ。

 新譜というと、ブラーチャ・グリムのセカンドが堂々リリース。まだ全曲聴いていないので、詳しい紹介はまた後日としても、これもロシアンポップスファンなら必須アイテム。前作よりちょっぴり大人のサウンドで、意外性も。ブックレットのデザインもなかなかおしゃれ。
 
 シャンソン系では、イリーナ・バグシェフスカヤのDVD付ライブ録音がお勧め。ロシアものとしては音もいい方。ロックバンドだけど、アクアリウムのアルバムもなかなかまとまりが良くてお勧め。フレンチの真似だという人がいるが、それはベーゲーの歌をもっと聴いてから言って欲しい。真似でできる表現の世界ではないから。

 映像では、サンレモinモスクワのDVDがなかなかカルトで濃いファンにお勧め。なんと、久々にエフゲーニ・オーシンの歌う姿が。もうこれだけで涙ものでしょう。カルト、というと、セルゲイ・ペンキンのライブDVD(これは曲数も多くてかなり豪華な仕上がりです)、それからピクニークのアンプラグドライブ(これは見る人を選ぶと思います、ロックとは別世界のまとめ方で私も驚き。でも素敵なピンナップがおまけに付いていて、こういうのを喜ぶ日本のファンは私の他に誰かいるのか、という気もします)、アリーサの20周年記念ライブは、画質が今ひとつで、うん、さすがに20周年だなという感慨が深くなる作品。おしゃれ〜なライブというと、ウマトゥルマンのライブDVDは、超おすすめ。いやはや。

 それから、私のような歌謡曲ファンには、イーゴリ・ニコライエフのクリップ集が嬉しい再発。最近はお嬢さんとクリップに出たりしてるけれど、このDVDにはちょっと前の作品も入っていて、MTVで見たけど、もう一度見たい!的なファンにはとっても便利な1枚。

 そうそう、まだ海外向けは出ていないけれど、大御所キカビッゼ!の新譜CDもモスクワでは既にリリース済み。ああ、早く聴きたい。

 という感じで、日々、書き変わるショップのニューリリース欄に閉口したというメールを下さった読者の方向けに、雑ではありますが、感じたことを書き流しました。Russian DVDならほとんどが試聴可能なので、詳しくは実際にお試しをどうぞ。私は経済的な制約の許す限り、これと思うものを拾いまくっています。1stロットの後があるかどうかわからないという、未だ流通のややこしさが残るロシアものですので、これは!と思ったら、見た時に買うのが鉄則です(苦笑)。

 「こんな雑な説明ではわからん!」と怒られそうですが(笑)、適当に何枚か抜いてもそうハズレはない、そんな感さえある、ロシアンポップス&ロック06春の陣であります。詳細は、またいずれ、サイトで紹介する予定です。
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リリースラッシュに溺れる
 一時期、ロシアもののリリースがピタッと止まっていたかと思ったら、あれよ、あれよという間に、どんどんと海外向けのリリースラッシュが始まった。アメリカのショップでも、これまでロシア国内盤オンリーだったDVD付きの限定バージョンが出回り始め、CDや映像ソフト、果てはグルジアワインまで禁輸という何が理由でそうなっているのかよくわからないロシアの事情からして、これはもう多少価格が高くてもファンの嬉しい悲鳴が聞こえそう。

 今、届いたパッケージを一通り開けて、DVDの再生が大丈夫かどうか大雑把に確かめてみたが、リージョン5になっていたのは1枚のみ。音楽ソフトはほとんどがリージョンフリーになっていて、家庭用のPALコンパチ機ならまず大丈夫そう。家にあるパイオニアの廉価DVDプレーヤーでもきれいに再生できているので、Russian DVDあたりで買おうかどうしようか迷っている方がいたら、ぜひどうぞと背中を押してあげたい(笑)。

 ところで、内容の良い作品がどんどん出ているけれど、ファンならまずワレーリャのデラックスなDVD付最新アルバムがマストアイテム。パッケージを開けると香水をしみ込ませた薔薇の花びら(造花だけれど)が5枚ほど。凝っているなあと思いながらDVDを見ると、これまでリリースされた作品やMTVにかかっていたものもあるけれど、最新曲のスタース・ピエーハとのユニットによるクリップは必見。

 アメリカのショップで売上上位に食い込んでいる、グリゴーリィ・レプスの最新盤「迷宮」もDVDが付いている。曲数は少ないが、クリップは最新のものでクオリティも流石。レプスの曲はそう一般受けしないけれど、今回のアルバムは全体にややポップに振って、アレンジも軽め。その分、彼のボーカルが前に出て聴きやすく、レプスを初めて聴く方にもお勧めの1枚だ。

 新譜というと、ブラーチャ・グリムのセカンドが堂々リリース。まだ全曲聴いていないので、詳しい紹介はまた後日としても、これもロシアンポップスファンなら必須アイテム。前作よりちょっぴり大人のサウンドで、意外性も。ブックレットのデザインもなかなかおしゃれ。
 
 シャンソン系では、イリーナ・バグシェフスカヤのDVD付ライブ録音がお勧め。ロシアものとしては音もいい方。ロックバンドだけど、アクアリウムのアルバムもなかなかまとまりが良くてお勧め。フレンチの真似だという人がいるが、それはベーゲーの歌をもっと聴いてから言って欲しい。真似でできる表現の世界ではないから。

 映像では、サンレモinモスクワのDVDがなかなかカルトで濃いファンにお勧め。なんと、久々にエフゲーニ・オーシンの歌う姿が。もうこれだけで涙ものでしょう。カルト、というと、セルゲイ・ペンキンのライブDVD(これは曲数も多くてかなり豪華な仕上がりです)、それからピクニークのアンプラグドライブ(これは見る人を選ぶと思います、ロックとは別世界のまとめ方で私も驚き。でも素敵なピンナップがおまけに付いていて、こういうのを喜ぶ日本のファンは私の他に誰かいるのか、という気もします)、アリーサの20周年記念ライブは、画質が今ひとつで、うん、さすがに20周年だなという感慨が深くなる作品。おしゃれ〜なライブというと、ウマトゥルマンのライブDVDは、超おすすめ。いやはや。

 それから、私のような歌謡曲ファンには、イーゴリ・ニコライエフのクリップ集が嬉しい再発。最近はお嬢さんとクリップに出たりしてるけれど、このDVDにはちょっと前の作品も入っていて、MTVで見たけど、もう一度見たい!的なファンにはとっても便利な1枚。

 そうそう、まだ海外向けは出ていないけれど、大御所キカビッゼ!の新譜CDもモスクワでは既にリリース済み。ああ、早く聴きたい。

 という感じで、日々、書き変わるショップのニューリリース欄に閉口したというメールを下さった読者の方向けに、雑ではありますが、感じたことを書き流しました。Russian DVDならほとんどが試聴可能なので、詳しくは実際にお試しをどうぞ。私は経済的な制約の許す限り、これと思うものを拾いまくっています。1stロットの後があるかどうかわからないという、未だ流通のややこしさが残るロシアものですので、これは!と思ったら、見た時に買うのが鉄則です(苦笑)。

 「こんな雑な説明ではわからん!」と怒られそうですが(笑)、適当に何枚か抜いてもそうハズレはない、そんな感さえある、ロシアンポップス&ロック06春の陣であります。詳細は、またいずれ、サイトで紹介する予定です。
pop & rock (russian and other slavic) | - | - | author : miss key