銭湯で振り返るこの一年 | 2007.12.28 Friday |
今日一日、事務所には電話の音もほとんど鳴らず、
いかにも年内最終日といった雰囲気で空気までひっそりしていた。
人が少ないと稼働端末も少ないせいか、寒々としていること、この上なし。
ひとり店番をしつつ、穏やかな気持ちで書類の整理をした。
帰りがけに呼び止められた宴会もそこそこに、家から歩いて15分の銭湯へ行く。
以前の住まいでは、風呂場の窓から銭湯が見えるという銭湯好きには堪らない立地で、
これもう言うこと無しと週に二度は通っていたが、
さすがに徒歩15分の距離ではすっかり湯冷めしてしまうのでつい足が遠のいていた。
そうはいっても今年最後の部屋で過ごす夜ぐらい、
銭湯でゆっくり体を伸ばしたいというもの。
慌ただしい年の瀬の疲れを癒すお客の声が風呂場にこだまする。
湯桶を置く音や湯を流す音、湯気の中での独特の残響が心地よい。
髪を乾かすのもそこそこに部屋に戻る。
夜の黒にぼうと浮かぶ街灯を辿りながら細道を進む下駄の音。
カン、カーンと拍子木の、火の用心のリズムに合わせながら。
来年もまた、いろいろなものを見たり、観たり、聴いたりして、
時の移ろいに揺れながらも自分のことばを探していきたい。
いかにも年内最終日といった雰囲気で空気までひっそりしていた。
人が少ないと稼働端末も少ないせいか、寒々としていること、この上なし。
ひとり店番をしつつ、穏やかな気持ちで書類の整理をした。
帰りがけに呼び止められた宴会もそこそこに、家から歩いて15分の銭湯へ行く。
以前の住まいでは、風呂場の窓から銭湯が見えるという銭湯好きには堪らない立地で、
これもう言うこと無しと週に二度は通っていたが、
さすがに徒歩15分の距離ではすっかり湯冷めしてしまうのでつい足が遠のいていた。
そうはいっても今年最後の部屋で過ごす夜ぐらい、
銭湯でゆっくり体を伸ばしたいというもの。
慌ただしい年の瀬の疲れを癒すお客の声が風呂場にこだまする。
湯桶を置く音や湯を流す音、湯気の中での独特の残響が心地よい。
髪を乾かすのもそこそこに部屋に戻る。
夜の黒にぼうと浮かぶ街灯を辿りながら細道を進む下駄の音。
カン、カーンと拍子木の、火の用心のリズムに合わせながら。
来年もまた、いろいろなものを見たり、観たり、聴いたりして、
時の移ろいに揺れながらも自分のことばを探していきたい。