昔探し | 2009.03.29 Sunday |
久しぶりに天気のよい休日の午後、
ところどころに咲く桜の花に目をやりながら、
学生時代に住んでいたことのある街をのんびり訪ねて歩いた。
見覚えのある看板に懐かしさを覚えつつ、
かつて友人の住んでいたアパートが既に今風のマンションに建て替る様子に、
思えば既にあれから20年近く経っているのだから無理もないと、
足の疲れもそろそろピークという折に路線バスに乗り、ターミナル駅へと向かった。
少し汗もかいたけど、なんと言っても嬉しかったのは、
久々に自然と空腹感を覚えたことだった。
去年、潰瘍をやってからというもの、
お腹の空くのが病気のせいなのか、薬のせいなのかよくわからないことが多くて、
山にでかけておにぎりをほおばるときのような、
そういう食の幸せみたいなものから随分遠ざかっていた。
体を痛めた原因だった職場からは今月一杯で離れることになり、
数日後に始まる新しい生活に少し緊張を感じつつも、
無意識に力の入る生活が3年も続いていたのが嘘のように、
青空を眺めながらとぼとぼと歩くだけで気持ちが晴れたのだった。
自宅に戻り、ちょっとソウルな音楽を聴きたくなった。
流したのは週末に買ったSealの"Soul"というカヴァーアルバムだ。
Sealという人の詳しいことは知らないけど、
ソウルフルな歌唱の中に、どこか陰があってストイックな感じがするのがとても好きだ。
本作は、日頃ソウルというジャンルの音楽を聞かない方でも、
どこかで耳にしたことのあるようなスタンダード曲集に編まれている。
まだ肌寒さの残る夜、温かいお茶でも飲みながら聴きたい1枚。
ところどころに咲く桜の花に目をやりながら、
学生時代に住んでいたことのある街をのんびり訪ねて歩いた。
見覚えのある看板に懐かしさを覚えつつ、
かつて友人の住んでいたアパートが既に今風のマンションに建て替る様子に、
思えば既にあれから20年近く経っているのだから無理もないと、
足の疲れもそろそろピークという折に路線バスに乗り、ターミナル駅へと向かった。
少し汗もかいたけど、なんと言っても嬉しかったのは、
久々に自然と空腹感を覚えたことだった。
去年、潰瘍をやってからというもの、
お腹の空くのが病気のせいなのか、薬のせいなのかよくわからないことが多くて、
山にでかけておにぎりをほおばるときのような、
そういう食の幸せみたいなものから随分遠ざかっていた。
体を痛めた原因だった職場からは今月一杯で離れることになり、
数日後に始まる新しい生活に少し緊張を感じつつも、
無意識に力の入る生活が3年も続いていたのが嘘のように、
青空を眺めながらとぼとぼと歩くだけで気持ちが晴れたのだった。
自宅に戻り、ちょっとソウルな音楽を聴きたくなった。
流したのは週末に買ったSealの"Soul"というカヴァーアルバムだ。
Sealという人の詳しいことは知らないけど、
ソウルフルな歌唱の中に、どこか陰があってストイックな感じがするのがとても好きだ。
本作は、日頃ソウルというジャンルの音楽を聞かない方でも、
どこかで耳にしたことのあるようなスタンダード曲集に編まれている。
まだ肌寒さの残る夜、温かいお茶でも飲みながら聴きたい1枚。
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