働きアリだけでは・・・ | 2009.11.28 Saturday |
年に1度か2度、アリの話題が記事になる。
よほど気にしていなければ読み過ごしてしまうような小さな記事であったりするけれど、
通勤途中の足下の、アリの行進が気になるような人間には「おっ!」という感じだ。
今日も、そんな一幕に心救われた。
なんでも、働かないアリがいる方が、集団全体で「誰も働かなくなる時間」が減るのだそう。
もちろん、働きアリだって休息するが、皆が皆働き詰めでは集団が破滅に向かうという。
組織存続のためにわざわざそういう仕組みがあるのだとすれば、
なんだかすごい、と理由もわからずに思ってしまうが、
自分の職場に置き換えてみれば、サボっている人間を肯定するようですっきりしない(笑)。
アリなら許せて人間なら許せないのだろうか・・・。
性格悪いね、自分。
ちょうど繁忙期のまっただ中、猫の手も借りたいとはこのことをいうのだろうというほど。
メンバー全員が働き詰めなので1人、2人と体調不良でダウンするようになった。
やるべきことはやらなければならないが、根を詰めても仕方ないので、早めに切上げた。
耳にもハートにも優しいラッセル・マローンのアルバム、「ハートストリングス」。
彼の新譜は最近見かけないが、本作は2001年の作品。
ピアノにケニー・バロン、ベースはクリスチャン・マクブライトとサイドメンも豪華。
彼の演奏は弱い者にそっと手を差し伸べるような温かさに満ち満ちている。
一時流行ったような、究極のテクニックを見せつけるような演奏とは対極にあるが、
逆にこんなギターを聴きたくても、なかなか他に見つけるのは苦労しそうだ。
ところで、働きアリの研究。
1匹、1匹に印をつけて、幼虫の世話や巣の修復など、働きぶりを各々に観察しての集大成という。
つい先日、海を隔てた埋め立て地に出かけたが、そこでもせっせと餌を運ぶアリの列を見た。
一体どこからどうしてやってきたのやら、小さな体に感じる生命の輝き!
事務所仕事でへたっていてはいけないなと反省しきり、
今日もまたアリの話題に癒された1日だった。
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