戦いすんで、日が暮れて | 2010.05.31 Monday |
昨日は1年にたった1度、東京優駿、ダービーの日。
これほどまでにメンバーが揃った豪華なレースもないと徹夜組が多数出たのは、
ディープインパクトのいつかのレース以来か・・・。
わたし自身は指定席を手に入れながら私事で府中に行くことができなかった。
長年のファンである武ジョッキーの不在と同じ位、これ以上残念なことはないが、
それもこれも、ほんとうに仕方のない事情なので諦めるしかない。
人気上位2頭は、父同士の因縁もあって、いずれが勝るかと事前の煽りもあったけれど、
わたしが応援していた馬が上がり33秒前半の脚を繰り出しても、
勝った馬は32秒台というから、いくらスローの用意ドン!でも仕方がなかった。
相手が悪かったし、勝った馬はきっと何もかも揃っていたのかも知れない。
何度思い返しても、ダービー馬になれるのはたった1頭。
馬が好きな人にとって、ダービーと有馬記念は盆暮れの区切りのようなもので、
わたしもダービーが終わると、さて夏の準備をするかと春先の眠気を払うようにして、
自然と力が湧いてくるものだが、
今回ばかりは、何としても応援馬に2冠をと余計な力みがあったせいか、
レース映像を何度見返しても、心の中に区切りらしいものはつきそうにない。
久々の心の底からの脱力感・・・。
なんとなく頭の中に浮かんで流れたのはScissor Sistersの"Mary"。
ことばを発する気力もなかったが、無音では心が堪えられなかったのだろうか(笑)。
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