豪華すぎて目眩のするような | 2011.11.27 Sunday |
近年稀に見る豪華メンバーが揃った今年のジャパンカップ。
凱旋門賞馬とドバイ・ワールドカップ優勝馬、それに天皇賞、ダービー、昨年のJC馬も。
出走馬の重賞勝ち星や賞金を重ねたらいったいいかほどになるのやら。
G2を1つ勝ったくらいでは目にも止まらないほどの目映さよ。
わたしが期待していた馬達は残念ながら2着、4着だったけれど、
それでも最後の直線ではつかの間の夢を見た。
勝った馬は昨年の降着馬、ブエナビスタ号の雪辱は見事というしかない。
父スペシャルウィーク号との親娘制覇というおまけもついて、
唯一残念だったとすれば、連続一番人気が途絶えたことくらいか。
彼女の強さというよりも、生真面目に走る姿が強く印象に残ったレース。
国内では有馬記念がラストだというから、これは観戦にでかけなくてはならないだろう。
レースが終わっての家路は、応援馬が勝っても負けてもどこか寂しさがつきまとう。
あまりに豪華なレースに目眩さえしたが、終わってしまえばどのレースも同じ。
それでも今夜は余韻で頭がくらくら。
なので、音楽もやっぱりJCに負けないくらい豪華でゴージャスなものを。
Gitte Haenningがクラーク・ボラン楽団をバックに歌う豪華なアルバム、
"Meets The Francy Boland Kenny Clarke Big Band"。
ブラスのグルーヴに甘くてコクのある歌声を乗せて、気分よく歌う様が目に浮かぶよう。
単なる歌伴ブラスじゃなくて、歌も添え物ではなくて。
どちらが勝ってるわけでもなくて、いい具合に1つになってる作品はそうないだろう。
嗚呼、素敵なクラーク・ボランの演奏を聴いてみても、
日が暮れた後も喉の奥に残るかすかなほろ苦さはなかなか癒されることなく。
戦い済んで、日が暮れて。
最後の直線は、返す返すも残念なジャパンカップだった。
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