三寒四温とはいうものの | 2012.03.25 Sunday |
もうあと一週間で4月だというのに、未だ暖房を止められず。
この一週間で進んだものといえば、花粉アレルギーの症状くらいのもので、
いくら年度末と云えども、やってもやっても崩しきれない仕事の山に辟易。
昨日はいつもお世話になっているレコード店のバーゲンだったから、
そのくらいは行こうと結局3時間ほど出かけたのだけれど、
帰ってきてから椅子に座ったまま眠りこけていたようで、
気がついたら窓の外はすっかり陽が落ちてしまっていた。
買い求めたレコードのチェックもそこそこに、手を伸ばしたのはロシアのグループの1枚。
FMラジオのストリーミング放送で彼らの歌声を聴いて一発でやられてしまった。
ロシアのグループにあるような土の香りがするサウンドからは少し遠く、
リードボーカルの声は、そう、子供の頃に食べた砂糖菓子のような甘ったるさと、
都会的な気怠さが同居している。
Bomba-Piterという、やはりペテルブルクのレーベルのもの。
ここからはちょっと尖ったことをやっている若手ミュージシャンの作品がいろいろ出ていて、
内容の良いものは海外でも売られているから、
オルタナやパンク系の外盤を漁っていて偶然CDを手にしていたりするかも。
わたしが好んで聴いたロシアの歌謡曲(エストラードナヤ)はもう今は昔。
だから音源探しもそこそこになってしまっているのだが、
時に犬も歩けば棒に当たる的な出会い方でもって、
例えばЗимавсегдаに行き当たったりするから、
もう止めようかなと思いながらもやっぱり止められないでいる。
ギレリスやリヒテルのピアノの調べは、
時空を超えてロシアの深淵なる世界に誘ってくれるが、
例えばЗимавсегдаは、彼の地に今吹いている風の匂いを伝えてくれる。
明日は少しだけ気の思い月曜、
ぐだぐだの頭を彼らの音楽で今夜もまた強制終了してもらおう。
いつもながら音楽に救われる夜、来週はもっと暖かくなりますように。
pop & rock (russian and other slavic) | - | - | author : miss key