聴けないとなると少々寂しいような | 2013.04.30 Tuesday |
雑誌の記事でアファナシエフがまた来日することを知った。
都内での演奏プログラムがオールブラームスだというので、
ひょっとしてまだチケットがあるのではと期待し、問い合わせてみたが、
とうに完売したとのこと。
割と気にしているアーティストなのに、情報誌での案内等見落としていたのだろう。
ブラームスかあ、聴きたかったなあと、
チケットが買えないと分かったら、なおさら聴きたくなり、寂しい気持ちがした。
日頃、チケ情報を丁寧に見ていなかったのがいけなかっただけなのだけど。
ブラームスのピアノ曲をここ数日聞き返しているのは、
多分、花の写真を撮っては画面上で現像したりしているうちに、
小さな音で流れていて心地良かったのが偶々アファナシエフのブラームスだったから。
これは後期作品集(その1)で、もう1枚、後期作品集2というのが出ている。
昔は2枚組で出ていたようで、中古店でも時折見かける。
もしお手元にいずれも無いようであれば、2枚組中古ゲットが安くてお得だ。
(といっても、再発廉価版で各々手に入るので、十分安いのだけれど)
ブラームスというとグールドの曲集でもよく聴いているけれど、
この週末に撮った写真には、アファナシエフの方がよく合っているような気がして。
ハッとするような繊細な響きがリリカルで、
溢れる光の中で風に揺れていた花の様子によく合うような気がして。
今日で4月が終わる。
何十回と繰り返して来た4月の終わりが、これほど惜しいという年もなかったかもしれない。
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