Fragile | 2013.06.27 Thursday |
急遽、帰省しなくてはいけないことになり、ドタバタと準備をしているところ、
慌てていいことは何も無いと思い、クールダウンできる音楽を。
最近、あまり聴かなくなったと言えばJazz。
クラシック小僧になった訳でもないが、
思えば盤を整理したときに手元の数がかなり減ったのがJazzだったような。
Kenny BarronはStan Getzとの共演で知ったピアニスト。
寄り添うような音色と演奏が忘れられなかった。
このアルバム"The Moment"は、
吉祥寺の有名なJazz喫茶のマスターがすごく推奨していたから、
audio好きな方ならお持ちの方も多いかもしれない。
2曲目のFragileはStingのオリジナル、淡々とした歌唱がかえって切ない美しい曲。
カバーもたくさん出ている曲だけど、
Barronのアレンジは、原曲のさり気なさを大事にしながら、
ピアノの持つ音の強さでもって曲の芯を旨く描き出している。
Stingがこの歌のために選んだ一言、ひとことと鍵盤の重みとか交錯する。
さあ空港へ行かなくては。
数時間後には新しい緑が眩しい田園の田舎に着いているはず。
こう慌ただしいと、まるで逃げ出すようにして東京を離れるようで、ちょっと胸が苦しい。
数日間、音楽のない生活になる。
この曲が最後でよかったのか、どうか・・・。
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