Cat's In the Cradle | 2018.07.29 Sunday |
異様な猛暑、急激なクールダウン。
自律神経が悲鳴を上げるのは無理もない。
朝晩の通勤時間帯、ちょっとしたことで声をあげたりぶつかったりする様子にも、
夜まともに眠れなくて苛つく人がいてもおかしくないなと思う。
おかしなカーブを描いての台風通過、雨風が窓を打ち付けたのが昨日、28日の午後。
突風とともに小さな鳥が窓にぶつかりそうな勢いで飛ばされてきた。
いつもうちにやってくるヒヨドリのよう。
無理に捕まえにいって怪我させてもいけない。
窓越しに眺めていると、ベランダの縁の影にうまくうずくまり、じっとしていた。
翌朝見てみたらどこかに飛んでいったのか、すでにおらず、ほっとした。
と同時に、あんなに小さい体でもうまくやり過ごしてることに少し考えてしまう。
せっかくの週末だから日頃できないことをすればいいのに、
先々週あたりから続く妙な頭痛が気になって集中できない。
かといって全く音がしないのもちょっとなと思って流してみたアルバム、
1976年リリースのHarry ChapinのLIVE盤。
Harryはアメリカのシンガーソングライター。
温かくトゲのない、カントリーに合いそうな歌声。
彼の歌を知ったのは、Elton Johnを聴くなら好きかも、と勧められてのこと。
フォーキーなサウンド、さらっと聞き流していると、
CSNとか好きな私向きだよ〜オススメ大ヒットだなとごちただけだったが、
よくよく歌詞とか聞いて調べてみると、胃の下あたりにずっしりきた。
"Cat's In the Cradle"、彼のヒット曲の1つ、
なんということのない特別でもない風景からずしりとくるメッセージ。
今彼が私の住むこの国を見たら、なんと歌にするだろうか。
残念ながら、彼はこのアルバムの5年後、事故でこの世を去っている。
とここまで書いて外を眺めたら、ずいぶんと良い風が入ってきた。
明日からはまたきっと暑いんだろうな。
やる気のなさを暑さのせいにするのは、
やっぱりよくないよね、反省。