音の快楽的日常

音、音楽と徒然の日々
12 Strong

そろそろ11月だというのに、妙に蒸し暑い日があったり。

「感熱センサー」が壊れたのかと思うことが多いこの頃。

 

映画自体はどちらも見逃していたが、音楽は要チェック!なLorne Balfeのサウンドトラック。

パシフィックリム・アップライジングと12 Strong(邦題「ホースソルジャー」)のどちらが

いいかと思ったが、やっぱりこちらかな、と。

 

 

 

 

いかにもサントラらしい音楽や録音がだんだん少なくなってるというのは

わたしの勘違いかもしれないが。

既成曲の再編成のようなものと違う、オリジナルスコアを通しで聴くのは、

映画好きのもう1つの愉しみで、

楽器の使い方、編成の規模感など、ああこれでなくてはと思う現役の作曲家は

それほど多くない。

 

このサントラ、どうもCDでは出ていない(これから出てくるのか?)ようで、

探してもmp3のダウンロードやストリーミングしか見つからない。

せっかくのスコア、良い音質で迫力満点で聞いてみたいのだが叶うだろうか。

 

Balfeはスコットランド出身の作曲家で、Hans Zimmerとの共作でも有名。

或いは、映画音楽よりもゲームのBGMの方がお馴染みの方も多いかも。

 

それにしても。

CDが売れないからダウンロードだけ、という作品がこれからどんどん増えるんだろうなあ。

そういうわたしもCDの購入枚数は少なくなってるから大きなことは言えないけれど。

明日は月曜、今夜は夜更かしもそこそこにしないと、なんて言いつつ、

最後に見る1枚をついつい物色してしまう。

秋の夜長は映画を見るのにぴったりだから、

しのごの言わずモニターの前にしっかり陣取ろう。

cinema & Soundtrack | - | - | author : miss key
cinema

ようやく冷たい風が吹く季節になった。

夜、レコードを聴いていて落ち着くのは、夏ではなくてやっぱり秋冬。

窓を閉めてしんと落ち着いた部屋で聴くのがいい。

 

アナログレコードではないが、

この季節にしんみりと聞くのに○な1枚がまたリリースされた。

村治佳織さんのソロアルバム、「シネマ」。

 

 

 

 

このジャケットは、DVDがついたデラックス版。

通常版のジャケットよりこちらの方が気に入ったので。

意外な選曲とアレンジ、部屋は澄み切った空気に満たされる。

オリジナルよりも寧ろ、ギター演奏に馴染む、

知らなければギター曲かと思うほどに自然で。

まるで水の流れのような、とうとうと語られる18の物語の断片。

 

最近、写真を撮るのが楽しくてならない。

光を光として意識することが、今生きていることをこれほどまでに実感させ、

小さな植物たちと共に暮らすことの幸せを噛み締めることになるとは、

これまで分かっていなかったのだろうと思う。

 

フイルムを大事に(というか高いから)しながら1枚1枚というのとは異なるが、

それでもシャッターを切る毎に感じる何かを心に留めながら。

植物は日々成長する。

光と水と風と。ひとが忘れがちなものを、彼らはごく当たり前に受け止めて。

 

 

 

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