2018 | 2018.12.31 Monday |
1年の最後の日にまずは反省を。
こんなに多くのトラブルに見舞われる1年も珍しかったが、
便利なネットもパスワード一つわからなくなるだけで何と面倒なことか!
blogがほぼ放置プレイになってしまったのは、
そういう面倒と向き合い、解決しようという根気もなくて、
解決したのがようやくこの年の瀬という訳で。
反省:問題は発生した時にきちんと解決しよう
ワードプレスというのがいいよと教えていただいたが、
わたしにはとんでもなく気の遠くなる作業で、
最初のハードルが高いものは、今のわたしには不向きだと思い至った。
もっと書きやすい(管理しやすい)blogソフトがあれば助かるが、
パスワードの再設定が何とかできたので、よしとしよう。
さて、音楽について。
Tidalを使って、あれやこれやと聴いてみたが、menuの使い勝手に馴染めず、
やはり、従前からの「探し方」が良いと思った。
迷いながらも、ふと行き当たったところに面白い音楽がある。
残りの時間を意識しつつも、それで良いのだと納得した。
それに、レコード盤の手触りというか匂いというか、そういうものをひっくるめて、
わたしには音楽だった。
ボロ切れのように疲れて部屋に帰り戻ってきて、目が閉じる前の一瞬に、
手元のジャケットをちらと眺めるだけで、笑みが戻るのがわかる。
ましてや音が出るのだから、やっぱりレコード万歳なのだ。
この1年、事務所での滞留時間がやたらと長かった。
それに負けじと映画を見たが、映画をこれでもかと見まくったのは、
再生環境が一層整った影響も大きい。
人の声があたたかく、肉感に満ちている。
再生環境がないと作品の良さがわからないというのではなく、
良い再生環境のもとならより楽しめる、それを素直に受け止めたい。
区切りを感じることの少なくなった生活のなかで、
1年間に聴いたもの観たものを一気に振り返るのはなかなか難しい。
備忘の意味でこうしてネット上に書き残すことが本当にいいのかどうか、
迷うところもあるけれど、
空間に投げ出されては消えていく、例えば部屋の中での発話のように、
URLという地番にのみ繋ぎとめられてつながっていく頁の束が、
ひょっとして何某かの意味を持つかもしれないと少しだけ期待して。
今年最後の1枚は、カーペンターズのwith RPO盤を。
リチャード・カーペンターによる指揮・アレンジとのことだけれど、
手持ちのどのアルバムよりも歌声が濃厚で芯を感じる。
CD音源での再生だが、2月にリリース予定のLPだとどうだろう?
同様の企画(with RPO)でビーチボーイズもあって、
こちらはapple musicで聴いてみたがカーペンターズのアルバムとは少し違う感触だ。
ともあれ、年末の大寒波そっちのけに部屋がぐっと暖かになる1枚。
1年の締めくくりにもぴったりなアルバムだ。