音の快楽的日常

音、音楽と徒然の日々
wallflower
よく晴れて、30度を軽く越した休日の午後は、
聞くだけでヒンヤリと気分が涼しくなる歌が聞きたかった。
寒々というのでもなく、哀しげな音楽でもなく。
Diana Krallの"Wallflower"、バラードを中心としたカバーアルバムだ。





声質もあるのだろうけれど、こんなに乾いたSuperstarを聞いたことがない。
音がすっきりと整理された、やや控えめなピアノと、
しっとりしたストリングスの伴奏が心地良い。

アクセントとなるのはMichael Bubleとのデュエットで歌うAlone Again、
そして、何と言ってもElton JohnのSorry Seems To Be The Hardest Word。
時には心が空っぽの時にこんな歌を聞いて、
心のひだにこびり付いたものを全て拭い去ってしまいたくなる。
時の感情とは全く関係なく、澱という澱を一掃することができたなら、
この蒸し暑さもどうということなく過ごせてしまうのではないかと。

年々苦手になる、まるで熱帯地方のような夏に閉口するも、
彼女の歌声を聞いていれば、寝苦しい夜も何とかすごせそうだ。
気分が落ち着く盤をあれこれ引っ張り出しておかないと、
今年の夏を乗り切れそうにないと思えるほどの蒸し暑さに、
ふと年齢を考えてしまうのはわたしだけだろうか。


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雨の1日
梅雨の雨というのは、なんというか、しとしとと降り続くものだという印象があったが、
最近はどうも違うらしい。
ざあっと一頻り降ったかと思えば、からりと上がってしまっていたり。
もちろん、雨上がりの涼しさは何ともいえない有り難さで、
窓から吹き込む風の心地良さについうたた寝しそうになる。

最近は新譜を買うのに、買おうかなどうしようかなと数日迷ったあげくに、
ようやく購入するという状態で、
1枚1枚を拾うのに随分と時間がかかってしまう。
以前は買って一度ざっと聴いて、それっきりの作品であればそれまでよと、
なんと形容して良いものか、或る種の割り切りもあってそういうスタンスであったが、
残されている時間を使って聴く、とやや大袈裟に考えてしまうようになってからは、
やたらに音源を足下に積み上げるような聴き方自体も辞めてしまった。

結果、それで良かったと思う。
思わぬ出会いに驚くような、開けてびっくりみたいな体験は激減したが、
その分、1つ1つの作品とじっくり向き合う時間ができたのだから。

you tubeでのメイキングPVですっかり気に入って買ったのは、
Brian Wilsonの"No Pier Pressure"。





彼のソロアルバムはイマジネーションという作品が好きで、
特に夏の午後なんかは聴きながらつい居眠りをしてしまうのだけれど、
質的にはそれとは違うんだけれども、聴いていてすごく幸せな気分になれるのは、
今回のアルバムにも共通して言えることだ。

16曲にボーナス2曲を加えた全18曲の中で、ついリピートしてしまうのは、
"The Right Time"。
歌詞の意味を追いかけながら、思わず遠い目になる。
今年の梅雨はそう悪いものでもなくなったような気にさせる1枚。
 
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Gold
京浜東北線沿線のとある古い街を歩いてみた。
夕方、まだ少し日が高いうちからぶらぶらとして、
駅前の、そこだけが少し古い佇まいの居酒屋で、
各々の流儀で淡々と呑み進む酔客に圧倒されつつ、
​冷たいビールと串カツをいただき、
涼しくなった風にあたりながら、また少し歩きだしてみた。

懐かしさと、新しさの入り交じる夜の街はなんだか新鮮だった。
都心にほど近いその街は、とっぷりと暮れるほどに人が溢れ、
行き交う人々の表情も明るい気がしたのは、私が酔っていたからではないと思う。





そう、懐かしさと人の温もりとを感じさせてくれる歌が聴きたかった。
サーチライト、玉置浩二の歌うその歌が頭の中で自然と鳴り出した。
ポータブルプレイヤーを取り出すこともできたけれど、
聴きながら歩くなんてその街の風情にはまるで合わない気がして。





ジャケット見るとちょっと引いてしまうけれど、
まあ聴いてみてくださいな、という感じの1枚。
どちらかというと、秋とか、夜の風がいい感じのときにしみじみ聴きたいけれど。

それにしても、一気に真夏のような気候になって、
体がついていけないのか、いろんな意味で息切れしてしまってるようだから。
これという音楽を探して補給していかないと、
なんて夜の街で思い浮かべることではないけれど。
今年も長くて暑い夏が始まった。
ビールの飲み過ぎに気をつけなければ・・・ね。
 
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月に濡れたふたり
最近は、ブームにあやかってなのか、
新譜がLPレコードで出ることはそう珍しくないのがありがたい。
人によってはもうCDで買うこともあまりない音源だったりするのだろうが、
単なる耳馴染みや懐古趣味以上のものがどうやらレコード盤にはあるようで、
若い頃聴いていた歌や曲をもう一度、と思うとついつい盤を探してしまう。





安全地帯の6枚目のアルバム、「月に濡れたふたり」。
彼らの音楽はちょうどこの6枚目までの楽曲が好きだ。
ただ、お金に余裕がない時期に出たアルバムなので、
友人に録音してもらったカセットテープを、
それこそ伸びてしまいそうなくらい聴いていたのだけれど、
このアルバムは後にCDで購入し、
ちょうどレコードとCDが入れ替わるその時期に出されたレコードは手にする機会もなかった。

自分自身がレコードで音楽を聴くのを再開し、盤を中古であれこれ集めるようになってから、
彼らのアルバムも1枚目から4枚目まではすぐに手に入ったが、
5と6がなかなか無くてそのままになっていた。
5は3枚組で少々値が張って、当時のリスナー世代に簡単に買えるものではなかったから、
中古で出回る数もそんなになかったのだろう。

レコードはやっぱり出会いだ、と思う。
ちょっとしたきっかけで5を見つけたと思ったら、6も偶然手に入れることができた。
5から数日遅れのことで驚くほどだったが、とにかくありがたい。
盤運というものも、やっぱりあるな、と納得の出来事。

さて、月に濡れたふたり。
シングルカットされてヒットした表題曲の他にもラジオなどでよく流れていたあの曲、この曲・・・。
CD音源の再生と比べてみると、CDの方は、やや圧縮感のようなものが耳障りだ。
もっとも比べてみての感じではあるけれど、
せっかくだからこれからはレコードで聴くことにしよう。

10代の頃はカートリッジもそう買えるものでもないし、
盤で直に聴くことは贅沢な気がしていた。
それに何と言ってもカセットテープに編集するのが楽しみで、
そういう時代に聴いていた方の手放した盤というのは同様にして痛みが少ない。
もちろんその後の保存状態にもよるけれど、
傷のほとんどない綺麗な盤を眺めていると、当時の自分が目の前に現れるようで、
少々気恥ずかしかったりもする。
思わず遠い目になる初夏の夜。


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私以外私じゃないの
GWの連休中、持病のヘルニアが悪さして折角の好天続きの中、インドア静養。
長年付き合って来て、いまだに相手の性格がよく掴めない。
とにかく相手に合わせるしかないなんて。何とかの○○みたいで嫌だ(笑)。

出かける予定は全て流れてしまったので、日々ベランダを眺めてすごした。
今年は育てているバラの花数が多くて、
眺めていてもいなくても枯れるのなら、できるだけ眺めていようと思った。


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たくさんの蕾が枝先について、やがて膨らみ、開花する。
その繰り返しなのだけれども、何度眺めていても飽きることが無い。


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桜のような潔さまでは感じないまでも、
単純明快に、難しいことを考えず、一生懸命生きる。
それが人間だとなかなか難しいのはなぜだろう。

ここに住み始めたときには随分殺風景だった猫の額のベランダが、
緑と色とりどりの花でいっぱいになり、花目当てに虫や鳥がやってくる。
やわらかな陽射しの入る午前中、そんなに大きくない音で音楽を聞いていると、
ああやっとこうしたいと思っていたことが見つかったような気がしたりもする。
来る日も来る日も、またその次の日も同じように過ごしてみて。


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何のきっかけで彼らを知ったのかは忘れてしまった。
ゲスの極み乙女。の「私以外私じゃないの」。





日本語で歌われた歌を聞いている時間は意外に少ないので、
今時のメジャーなバンドをいくつもあげることはできないが、
動画で初めて彼らの演奏を眺めたときに、ああ、これは癖になるなと思ったら、
やっぱりそうだった。

メジャーデビューしてフルアルバムが1枚、マキシが数枚という彼ら、
どの曲を聞いてもすごくポップでキャッチーで、生き急いでる感たっぷりで。
いま私が欲しいのはのんびりであって、焦る気持ちではないんだけれども。



 


医者からぜひ続けるよういわれているストレッチ運動のBGMとしてもかなり無理があって、
今聞くべき音楽じゃないんだけど、どういうわけだかリピートしたくなる(笑)。
もう困ってしまうくらい。

彼らの音楽を聴いていて、気になることが1つ。
キーボードがわずかに遅れて飛んでくるのが、どうも座りが悪くて。
エネルギーがはち切れそうな彼らの音楽からして大したことではないけれど、
ここがびしっと決まったらもうこれしかないというくらい中毒になるかも。


今週末でようやく連休の気分が抜けたと思った頃に、
ヘルニア痛も少し和らいできて、
あと数日早かったら、あちこち行きたかったなどとつい口に出るが、
晴れの日も風の日も、ごく当たり前のように咲き誇る花を眺めていると、
そういうあれもこれもただ深呼吸をしてすべておしまいにできる。
毎日を「普通」に過ごすことがすごくむずかしいと感じた2週間だった。


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春が来た
ベランダで土いじりをしていても、全然寒くない。
花粉アレルギーで目もかゆいし、くしゃみも出るが全然構わない。
この季節独特の風と土の匂いが好きだ。
やっと、春が来た。


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ビタミン系でびっしり揃えるのは苦手だが、たまにはそういうのもいい。
若い頃は少し苦手だった矢野顕子さんの歌は、
或る種の元気の塊で、少々圧迫感を覚えて気後れしてしまったが、
ここ10年くらいは自然と聴けるように。

そんなこんなで昨年末はコンサートのチケットも取ってあったが、
不幸にもポゴレリッチのリサイタルと被ってしまい、友人に代わりに行ってもらった。
TIN PANの伴奏ということで聞き逃せないが仕方ない。
そう諦めてしばらくした頃、liveの模様が音源と映像でリリースされることを聞いた。
もちろん予約したし、届いてからすぐに聴いた。
矢野顕子 + TIN PAN、「さとがえるコンサート」。





映像が先か、音が先かと迷ったが、まずは音から。
いろんな想像をかき立ててから、映像をじっくり楽しんだ。

選曲も意外だったが、この何とも言えないほどいい具合のノリに胸熱。
ベテランと言ってしまえばそれまでだけど、
さらっと演奏しているようなのに、この決まり具合ときたら。
さすがにアッコちゃんも声量が落ちてるし、一時期の勢いを望めないけれども、
それと引き換えにして余りある旨味のようなものがじんわりと滲み出てくる。

シンプルな編成だからこそ楽しめるこの間合いだよ。
ああ生きてて良かった、聴けて良かった。
来年もまた「さとがえる」してもらえそうだから、
わたしも負けずに1年がんばろう。


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Wonder days
3.11の黙祷の後、なかなか目を開けることができなかった。
家族や財産をあの災害で失ったわけでもないわたしが、
一時何をどうやってもメランコリックになり、
暗い坑から抜け出せないような気分がずっと続いていた。
時がそれなりに経ち、ようやく顔を上げることができるようになって、
それからというもの、音楽を聴く軸が或る種の「懐かしさ」となった。
ひょっとしたらこれからはずっと懐かしさを求めて音楽を聴くのかも知れない。
そうでないかも知れないけれど。





英国のハードロックバンド、Thunderの新譜、"Wonder Days"。
彼らの音楽を聴いたのは偶然で、
10年ちょっと前だったか、ある店の試聴台でミニアルバムを耳にしたのが最初。
特別なものは感じなかったけれど、ああなんだか懐かしい音がするなあ、
そんな感想を持ったのをふと思い出したから。

今回購入したのは、国内限定盤。
通常のアルバムにボーナストラックが1曲追加されたもの、
LIVE盤、それから未発表4曲で編まれたディスクの3枚組だ。
通常の海外盤を購入すれば随分安く買えるのだけれど、今回は解説も欲しかったし、
なによりどっぷり彼らの音楽につかってみたくなったから。

プレイボタンをonすれば、ここではない別の世界へ連れていってくれる。
この感覚が、
何十年も前に狭い部屋の隅に座ってラジオから流れる音楽に
じっと耳を傾けていた頃の、あの感覚そのもので、
乾いた躯がみるみるうちに潤っていく。

もちろんポータブルプレイヤーにも入れた。
春先の眠気ではないが、びしっと目を覚ましたいときにピッタリの1枚。
これで度末のややこしい2週間を乗り切ってしまおう。
 
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クレオールということばに
クレオールということばに少しだけ反応した。
正直、正確な意味は知らなくて、南の島を想起する程度のイメージしかなかったが、
いざこうして聴いてみると、そして、読んでみると。
松田美緒のCD&Book「クレオール・ニッポン うたの記憶を旅する」。


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少し前に、彼女の歌う「レモングラス」という歌になんとも言えない懐かしさを覚えた。
遠い記憶が呼び覚まされる懐かしさではなく、
もっともっと深いところでの懐かしさを。

このアルバムは、日本の様々な原風景を探し求めて、
歌手松田さんが旅をし、そこに伝わる民謡を丁寧に掘り起こして歌ったもの。
四国の祖谷(いや)から長崎は伊王島、そしてブラジル、ハワイへ。
そして曲ごとに選ばれたエピソードや曲そのものの背景がエッセイとして綴られていて、
それが何ともじんと来るのだ。
色鮮やかな挿絵に加え、行間をゆったりと行き交うこの空気はいったい何だろう。

他所からやって来たその「歌」は新しい地元に根付き、少しアレンジもされながら、
長い長い年月の中にとけあい、そして落ち着いていく。
少々残酷に聞こえる歌詞あり、赤面ものの歌詞あり。

記録として遺された録音から1つ1つそのルーツを辿っていく様は、
まさに時を駆ける少女さながらで。
更には彼女自身の中でイメージが膨らみ、
今こうしてわたしの部屋に鳴り響く14曲の歌となった。

なかでも花摘み歌とレモングラスの2曲は、
思わず口をついて出てしまう程繰り返してしまっている。
もっとも彼女のように伸びやかには歌えないのだけれども。

短く、限られたことばで綴られた歌の数々に、
生まれる以前からもしかしたら持っている記憶に思いを馳せる。
それにしてもこの懐かしさよ。
日々忙殺され乾涸びた心に水を差してくれるかのように、
そっと寄り添ってくれる1枚、1冊だ。


 
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MTV Unplugged : Scorpions
アンプラグド、というのが一時期流行ったような気がする。
最初は、ああとうとう、という感じで半信半疑の中に手にしたアルバム、
スコーピオンズのアンプラグドライブ in アテネ。


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アレンジそのものが単なるエレキ抜き、ではなくて。
ギリシャでのライブだからというのはもちろんあるんだろうけれど、
曲によってはまるで新局面!なアレンジでものすごく新鮮。
何年もずっと聴いて来たスコーピオンズなのに、こんな彼ら、全然想像もしなかった。

ひょっとしてブズーキ使ってる? みたいな。
このアルバムはCD、LP、そしてダウンロード音源も出ているが、
ああこのライブは映像ソフトにするんだったと大後悔(笑)。


スコーピオンズは、あの今となっては謎な解散宣言から、
今も普通に演奏続けてくれていて、ファンとしてはうれしいのだけれど、
それにこの3月にも新譜が出るということで、
いよいよ解散止めたんだなという感強しなんだけれども、
それでも。
やってくれるよ〜というひと言で済ませられない程、
このライブ盤はもう一度言うけれどスコーピオンズの新局面なのだ。
メロディラインがしっかりしているから
それだけアレンジに耐えられるんだろうとは思うけれど、
何という懐かしさ、ふと草の香りが風に乗ってやってくる。
おなじみのヒット曲も、ライブ定番の曲も。

こんなライブを経ての新譜、一体どんなアルバムなんだろう。
あとひと月、新譜が出る頃には少し暖かくなっているかな・・・。



 
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A Thousand Days
年末に出かけたポゴレリッチのリサイタル。
真綿で包まれるようにして、激しくも美しい曲の数々に癒された晩。
しばらくはもうピアノは聴かなくていいんじゃないか、そうも思えた晩の後。

先日紹介したディスクガイドに、
古びたピアノの写真がジャケットになった1枚に眼が留った。
いつだったか、古いピアノの補修の際、鍵盤の地が見えた様子に、
ほんとうにこれで綺麗に直るんだろうかと内心首を傾げたことがある。

なぜポゴレリッチの話を出したかと言うと、
彼はリサイタルの演奏前に、既にホールが開場した後も、
それこそ結構ぎりぎりまで、関係者に促される時間まで、
そろそろとピアノを普段着のまま弾いていたりする、
その、時に物悲しく、切なく、それでもじんわりと体が温まるような不思議なカデンツァに、
ああこの響きがCDに収められていれば、毎晩寝る前に聴くのになあと溜息する、
そんな音楽に、このジャケットのピアノのさわりが少々似ているような気がしたから。


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Mitchell Froomの"A Thousand Days"。
ネットで検索してみると、彼はどうやらピアノではなくキーボードを弾くようで、
道理で、軟らかい鍵盤に慣れているひとの指の置き方が見えるような響きなのだけれど、
このそろそろと始まり、流れていく、そんな時間が私の部屋にも欲しかったものだから。

夜限定ではないけれど、
薄暗くなった、日もとっぷり暮れた辺りから深夜までのいい時間に、
静かに流れるピアノの音は、
いかにもな音でもメロディでもないけれど、
覚えて自分も弾きたい、歌いたいというメロディではないけれども、
こんな響きが部屋にあると、一人の夜も怖くないなあと思えたりする。

疲れがピークを過ぎて抜けきれなくなる頃に見る夢は随分と悲惨で、
何かに追いかけ回されてそれこそ逃げ回るサスペンス映画のようで、
しかもそれは不条理に満ち満ちていて、登場人物も勿論でたらめで。
朝目が覚めてくれよと夢から逃げ出すようにして起き出す朝が無くはないから。
こういうときは、矢鱈に能天気な音楽ではなく、
短調で、鍵盤がそっと押さえられているような音楽が聴きたいのだ。


新年会があって、珍しいお酒やおいしい料理を口にして、
新年の抱負を語った。
人生に、1年という区切りがあってよかった。
それが例え堂々巡りの、あの夢のようであったとしても。
今夜もまたこのアルバムを流しながら深くベッドに沈み込んでしまおう。
三連休の翌日、寝過ごさず、きちんと起きられますように。
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